基本が大事! グリスアップ&タイヤ固定方法!


こんにちは、ミニ四駆コーナーのKポーです!
気が付けば、今日から8月です…
最近1月経つのがホントあっという間に感じるのは、自分だけ?(汗
まぁ、そんなこんなで新しい月になったという事で…

 

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はい、ミニ四駆の常設コースを組み替えましたよ?
前回はジャパンカップ2015に対応したセクションを盛りこんだコースだったのですが、今回は夏休み中という事でお子さん達に純粋に走らせることを楽しんでもらえる、シンプルめなコースセッティングにしてみました!
なので、基本的に完走は簡単なのですが、だからと言って速度を上げ過ぎると要所要所で飛んでしまうセッティングになっていたり(ニヤソ
大人の方はこの部分をいかにクリアするかが、タイムを縮める鍵かと思いますよ!
ぜひ頑張ってベストラップを出してみてくださいね?

 

それはさて置きまして
最近、常設コースを拡大してからというもの、多くのお客様より『どうやったらミニ四駆を速く出来るの?』というご質問を頂きます。
これはミニ四駆をやっている方なら誰もがぶつかる壁ですね?
それをいかに克服していくかがミニ四駆の醍醐味でもあるのですが、やはり始めたばかりの人にとってはどうしていいかわからないもの…
という訳で、今後はこのブログの方でミニ四駆を速くするためのカスタム方法などをご紹介して行こうと思います!
でも、カスタムにばかり拘っても、基礎がしっかりしていなければまったく意味をなさない事も多々あります…
なので、今回は初めての方にとっては確実に押さえておきたい基礎をご紹介したいと思います!
すでに知っているという方も、おさらいがてら見て頂けるとありがたいですね?

 

まず、今回ご紹介する基礎は『グリスアップ』『タイヤの固定方法』
始めたばかりという方が陥りやすい失敗として『グリスを塗っていない』というのがあります。
すでにやっている方にと手は『まさかそんな事…』と思う方もいるかもしれませんが、これが結構多かったりします。
ホントだよ?
常設コースを走らせている時、物凄い異音がする方がたまにいらっしゃるのですが、十中八九グリスを塗っていないことがほとんど…
マシンの異音はマシンの悲鳴!
グリスアップをするだけで異音は無くなりスムーズな動きになるので、その方法をご紹介いたします!

 

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でも、グリスアップといってもどこに塗ったらいいのか?
そもそもグリスって何?って方もいるかも知れません…
グリスというのは、キットに付属しているこの青いチューブの事で、要するに潤滑油の事ですね?
上のふたの部分をねじ切ると、中に油が入っており、それを塗る事でスムーズな動きが出来るようになるという代物です!

 

 

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で、どこに塗ったらいいのか?
なんと言ってもまずはここ!
シャフトの軸受が接触する場所ですね!
『自分はベアリングを使っているから関係ない』という方もいるかと思います。
もちろんそれはそれで大丈夫なのですが、絶対に塗らなければいけない『620スチールベアリング』や最近流行の『低摩擦プラ軸受』まで塗ってない方もチラホラ…
ハッキリ言って、これらの軸受はしっかりグリスを塗らないと効果がありません!
620スチールベアリングなんか、滑る効果のある『フッ素コート』層をガリガリ削ってしまうので全くの逆効果に…
なので、上記軸受を使う際は、しっかりとシャフトにグリスを塗ってくださいね?

 

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次は各種ギヤにグリスを塗って行きます!
ここにグリスを塗らないことが、異音を発生させている最大の要因ですね…
なので、しっかりとギヤひとつひとつにグリスを塗って行きましょう!
ただ、ベタッと塗りすぎてしまうと、逆に遅くなってしまう要因になりかねないので、指先で薄く延ばして塗ってあげるのがベストですね!

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もちろん、ギヤを固定しているシャフトにも、しっかりとグリスを塗ってあげてくださいね?
抵抗が減って、より速度が出るようになりますよ!
ちなみに…

 

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意外と忘れがちなのが、上記赤丸をした箇所!
ここもギヤとシャーシが接触する箇所なので、そのままだと抵抗が発生しスピードのロスが発生してしまいます…
なので、シャーシと接触するギヤの側面にも薄くグリスを塗ってあげると、抵抗が減って速度が上がるようになりますよ?

 

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同じように、シャーシと接触するホイールの側面にもグリスを薄く塗ってあげると、抵抗が減りますよ?
ただ、穴の中までグリスを塗ってしまうと、走行中にホイールが抜けやすくなってしまうのでご注意を…

 

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その他にも、低摩擦という事で部分的に使用する方も多い、MAやARシャーシ付属の低摩擦プラローラー!
取付の際に使用する専用のビスの側面にもしっかりグリスを塗る事で、よりスムースにローラーが回るようになりますよ?

ここまでできれば、基本的なグリスアップは完了です!

 

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今回はキット付属の『ハイジョイングリス』で行いましたが、より回転効率を上げたいという方には『Fグリス』『オイルペン』というものもありますよ?
Fグリスはフッ素樹脂配合で摩擦係数が低い為、よりスムーズに回ってくれるようになります!
逆にオイルペンは、粘りの無いサラッとしたオイルとなっており、このままグリスの代わりに使っても十分使えますが、すぐにオイルが飛んでしまうので小まめに塗ってあげる必要があります…
どちらかというとオイルペンは、Fグリスを塗った後オイルペンでFグリスを伸ばしてあげる用途の方が多い感じですね?
そうすると、Fグリスよりも粘度が低く、かつオイルペンよりもオイルが飛びづらいベストなグリスにする事が出来ますよ!
ぜひ、自分のマシンに合った方法でグリスアップしてみてくださいね!

 

 

続きまして、タイヤの固定方法

 

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皆さん、タイヤにシャフトを取り付ける際に、シャフトをグリグリ回しながら押し込んでいませんか?
これは絶対にやってはいけません!
これではホイールの穴が広がってしまい、簡単にすっぽ抜けるようになってしまいます…
というのも…

 

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ホイールの穴は、シャフトと同じ六角形の形になっています。
ここに同じ六角形の形のシャフトを入れてグリグリすれば、簡単に穴が広がってしまうという訳です…
ではどうしたらいいのか?

 

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まず、シャフトをホイールにすぐ抜けちゃうほどちょっとだけ差し込みます。
そして、本当に軽?くちょっとだけシャフトを回すと、同じ六角形の形同士、カチッとハマる箇所があります。
カチッとハマったそこでシャフトを止め、後は一気に押し込んでください!
この時、絶対にグリグリ回しちゃダメ!
そうすれば、ガッチリハマってホイールが抜けづらくなりますよ!

逆に、すでに緩々になってしまったホイールはどうしたらいいのか?というご質問もよく聞きます…
シャフトに瞬間接着剤を塗って太らせ差し込む、といった手法もあるのですが、やはり一時的な物に過ぎないので、ハッキリ言うと、これはもうホイール交換をした方が早いと思います…

 

次に、タイヤが取れてしまうのを防止する方法!

 

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これは簡単!
はい、このAOパーツ『ミニ四駆 両面テープ』を使いましょう!
ミニ四駆のホイールにタイヤを固定するのに、ピッタリなサイズの両面テープが入っていますよ?

 

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貼り方も簡単!
ホイールに、短い方の両面テープを1本切り取り、ぐるっと一周貼り付けましょう!
貼ったら、少しだけペリッと台紙を剥がしその状態でタイヤを取付け!
あとは台紙を引っ張っていけば、キレイにタイヤをホイールに固定することができますよ!

 

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ちなみに、タイヤ&ホイールのシャーシへの取付なのですが、結構ガッチリ隙間なく取り付けている方もチラホラ見かけます…
これだと、シャーシにホイールが常に接触している状態になり、大幅に速度がロスしてしまいます…
なので、写真の赤丸の部分の様に、少しだけスペースを開けてあげると、シャーシとの摩擦が減り速度があがりますよ?
ただ、開けすぎてしまうとそれはそれでガタついてしまうので、ご注意を!

 

 

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はい、ここまで行えばマシンの基本性能はグン!とアップしております!
地味な作業の積み重ねではありますが、一度手を放したら後は何もすることができないミニ四駆にとって、この作業を行うか行わないかで大きく勝敗は変わってくると思います!
なので、いきなりカスタムパーツを付けるのではなく、まずは基本工程をしっかり行ったうえでマシンを組むことをオススメしますよ!

基本がしっかりしたマシンで確実な勝利を掴んでみてくださいね!

 

以上、本日のミニ四駆コーナーよりのお知らせでした!

 

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