タナカ社のリニューアル ガスガン「三十八式歩兵銃 バージョン2」入荷致しました♪


こんばんは!「番頭」です。

季節は進み、春から初夏へと向かっている今日この頃。随分と気温が高くなってきました。
この季節に犬や猫を飼っている方を悩ますのは「抜け毛の季節」って事ですね。
冬毛から生え変わるので、今の時期は本当に家中が毛だらけになります。

←官兵衛さん。そこは「爪研ぎ」の場所で「寝床」じゃない。
我が家は、4匹の猫がいるのですが、この時期は家ん中が凄いんですよ。
西部劇で、草が丸くなってコロコロ転がる例のシーンってあるじゃないですか?
アレのミニチュア版の毛玉が部屋の隅とか階段を転がっています…。

そんな訳で、昨日の定休日は、自宅の掃除を徹底的にやってみました。
掃除機→床モップ→ワックスがけと、家じゅうを頑張ってみて
「よっしゃ―!綺麗になったぜ!」
と満足になったトコロで、
今日一番最初に掃除した部屋に戻ると、既に抜け毛が落ちています…。はあ~(ため息)

ブラシで梳いてある程度集めておくのも効果的なんですが、ブラシが嫌いな子は逃げちゃうし
元々懐いていない家庭内野良猫が1匹いるし(ここ2年位触った事が無い)

あとはロボット掃除機も併用して家の中で使っているのですが、
1匹が充電器をワザと外してロボをいじめるのがお気に入りでスグ止まってしまうのも困りもの。

…今度のお休みも、掃除を頑張ってみますか!

さて、本題ですね。
今日はコチラが入ってきましたよ!


タナカワークス ガスガン 三八式歩兵銃 version2「グレー・スチール・フィニッシュ ガスガン」
小店販売価格¥98.000-(税込)

てっぽーに興味がない一般の方でも、名前くらいは聞いた事がある位の有名な銃ですね!
旧日本軍で長く使用されていたボルトアクション式小銃ですね。
三八式の原型となった三十年式の製作者、有坂成章 陸軍砲兵大佐の名前を取って海外では「アリサカ・ライフル」とも呼ばれています。
最近では、FPSゲームとかで、第2次世界大戦モノのゲームとかも数多くありますので、
そういうキッカケで、若い方も知っている方は多いのかな?
ちなみに、老人ホームで、おじいさんに三八式のモデルガンを渡すと、昔を思い出して普段からは考えられない位シャキっとするなんて話もあります。

この三八式歩兵銃って、昔から人気が高いです。
「タナカ社」もそうですが「KTWさん」「S&Tさん」でも三八式はエアガンとしてモデルアップされており、現在でも市販されています。
昭和の時代には、スーパー9というエアガンに外装キットとして、三八式風変身外装キットなんて市販されていた事もありました。

あとは、現在では手に入りませんが、BB弾の出ない「モデルガン」としては
過去には「六研」というメーカーでも販売されていた事もありました、
あとは、実銃メーカーのミロクで製造されて、中田商店で販売された「モデルガンの三八式歩兵銃」も伝説の1丁。

という訳で、昔から現在でも三八式は高い人気の機種ですね!

さて、このタナカさんの三八式。
歴史を遡りますと元々は昭和の時代にタナカ製モデルガンとして販売していた物が一番最初の様です。
モデルガンで長年製造されていたをベースにガスガン用に手直しして、販売されているのが、このタナカさんの三八式の歴史です。
※今でも「モデルガンバージョンの三八式」も偶に少数製造しております。

さて、タイトルにも書きましたが「リニューアルされて新発売のバージョン2」となっております。

メーカーさんの説明を引用いたしますと…
旧日本軍ガスガンシリーズがリニューアルを果たし登場いたしました!
発射ガスの気化効率を重視した結果、弾道安定性が格段にアップし命中精度も良くなりました!
さらに、金属部品の表面仕上げには新色グレー・スチール・フィニッシュメッキへ変更し、
合わせてストックの仕上げも高級感のある仕様に変更致しました。

ほうほう、リニューアルですね!
では、どの辺が変わっているのが、詳しく見て行きたいと思います。


まず、タイトルに挙げられている「グレー・スチール・フィニッシュ」の表面仕上げですね!
灰色っポくメタリックな、不思議な色合いですねぇ。
従来品の三八式はライバルメーカーの製品を含めて、黒色ばかりでしたので、随分と印象が違いますねぇ。
シルバーって程ピカピカ派手派手って訳では無いのに、妙に目を引き寄せる独特の色合い。
何と言うか、実銃の下地の金属の色合いってこんな感じだよね~って感じ。
以前、小店に入荷した「無可動実銃の三八式」って下地の金属はこういう色合いでしたねぇ。
実銃の新品時の色合いってこんな感じなのかしら?

三八式と菊のご紋も綺麗な刻印ですねぇ。うっとり。
菊のご紋は、天皇家を意味しており、直接天皇陛下から下賜された銃である事を意味します。
当時の兵隊さんは銃を粗末に扱うと「三八式歩兵銃殿」に謝らせられたそうです。
…戦場で武器を捨てて兵士が逃げ出す事が無いようにという意味合いでもありますね。

ちなみに当時、実銃の三八式は、タイ王国・イギリス・ロシア・フィンランド等にも輸出・供与されており、
輸出仕様には、この「菊のご紋」は無かったとか。

ちなみに、ガスガンなので、コチラはダミーですが、刻印のヨコに2つの穴が並んで開いています。
これは実銃でもある構造で、異常腔圧が発生した際にガスを逃がす為の穴だそうです。

本物の38式は発射時に弾づまり等で、ガスの逃げ場が無くなると銃身が破裂してしまうので
ここからガスが出て、破裂を防ぐ為の穴なんですね。へぇ!


リアサイトもちゃんと立ち上がって、アジャスト機能も再現しています!
この辺は、元々モデルガンが設計ベースとなったリアル志向のガスガンですから、抜かりはありません。


ガスガンですので、マガジン脱着式にアレンジされています。
※実銃は弾丸を上から押し込む構造で、脱着出来ない。
このマガジン。底面は今回の「グレー・スチール・フィニッシュ」カラーに仕上がっております。
※従来機の黒色バージョンも装着可能
マガジンのBB弾の装弾数は10発。


ホップアップの調整は、指で指示している小さなマイナスネジです。
結構、調整幅が大きいので、0.2~0.3gあたりまで、十分に対応できますね。


そして、実際に構えてみると金属仕上げも良いですが、木の表面の手触りも当然良い!
すごく丁寧な表面仕上げでずーっとナデナデしていても引っかからない仕上がり!
仕上がりもそうですが、木材の質良いですね!
「中身の詰まった、しっかりした上質の木材」なのが解ります。
ワリバシやバルサ材みたいな「スカスカの木材」ではなく、しっかり感のある重厚な木です。
そして、木材表面の仕上げオイルの『亜麻仁油』の香りがたまりません!

実際に手に取ってみれば、ああ、出来の良い銃だ!と素直に感想が出ます。

余談ですが、元々タナカさんは、古くは田中木工として、実銃・モデルガン用の木製ストックの製造を手がけていた会社です。
木工所から発展して、モデルガン・エアガンメーカーとして成長していったメーカーですので
木製部品は当然として得意分野の一つです。

ですで、前述した通り、木製パーツの仕上がりも良いのですね!
他にもタナカさんは、木製パーツのモデルガン&ガスガン製品が多く、純正の木製グリップが用意されている機種も多いのがメーカーとしての特徴です。

さて、見た目だけではありません。リニューアルされて弾道安定性と命中精度が格段にアップしたとの事。

売り物で遊ぶ訳にはいかないので、数発だけ動作点検として製品テストをしてみました。
私、以前のバージョンのガス三八式を撃った事が無いので、どれだけ良くなったか?
実は、良く解っていません。
以前のタナカさんのエアガンってイマイチ当たらない機種が多かったのですが
最近は、新バージョンになった、モーゼル98k、P220自衛隊拳銃 など、
順次、従来機がリニューアルされて、エアガンとしての発射性能も大幅に良くなっていますので
今回の新型の三八式歩兵銃も、エアガンとしての性能も期待が出来そうです。

私が三八式を手に取って操作した、まずの第一印象といたしましては、
ガス式のボルトライフルですので、コッキング操作がとても軽いです!
ライバルメーカーの三八式は、エアースプリング式ですので、
コッキング操作でバネを縮める為、ある程度の重さがありますが
コチラは、BB弾を送り込むことと、内部のハンマーを起こす操作だけですので、
ある意味、実銃のコッキング操作みたいな軽い操作感で、雰囲気が出ます。

ちなみに、撃った第一印象は、トリガーのテンションがとても重いですね。
トリガーの重さはマルイさんのソーコムピストルより重いかな?

トリガーが落ちる重さが重いので、ガク引きになってしまい、上下に弾道が乱れます。
ですが、弾道は左右にはぶれない感じで伸びて行きます。
トリガーの重さは慣れの問題かな?
銃に体が馴染めば、もっと寄せる事は出来そうですが、コチラは売り物ですし、テストですし。
今回は製品テストですので、5発程撃って切り上げました。

重いトリガーで、狙撃銃って感じではなかったのですが、
弾道その物は、素直にスーッとフラットに飛んでいきますね。
うん、これならサバゲでもフツーに使えそうです。

という訳で、今回ご紹介いたしまして
三八式歩兵銃 version2「グレー・スチール・フィニッシュ ガスガン」

所有数の多いガンマニアならば、コレクションの1つに加えるべき出来の良い1丁でした。
10万円をギリ切る位の高価な価格設定のエアガンではありますが、その見た目と操作感はお値段以上。
ライバルメーカーのKTWさんの三八式も素晴らしい出来なので、アチラもお勧めではありますが、
今回リニューアルされたタナカさんの三八式も良かったですね!
ガンマニアなら、ネットや本の画像ではなく、一度は直接目で見て確かめて頂きたい1丁でした。

さて、本日のブロクばここまで。
明日の当ブログもよろしくお願い致します!

「番頭」でした!

END

 

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2 Responses to タナカ社のリニューアル ガスガン「三十八式歩兵銃 バージョン2」入荷致しました♪

  1. タナカの38式、いいですね。
    一部情報では、モデルガンのものはボルトやバレルが亜鉛合金のために劣化があり、気付くとボッキリいってしまうことがあるようです。こちらはどうでしょうか、その点さえ心配ないなら是非欲しいものです。

    • ヒョール様
      コメントありがとうございます。
      亜鉛合金パーツの破損についての件ですが、恐らく10年、20年前に生産された個体等のお話ではないかと思います。
      当時の精製技術等もあるかと思いますが、古い亜鉛合金パーツは経年劣化等で破損しやすいのは事実です。
      しかし、少なくとも当時より金属の質、精製技術は向上していますし、少なくともここ数年で生産された同社製品で、
      そういった破損の例はあまり覚えがございません。
      よほど乱暴な管理や扱い方をしなければ、安心して遊んで頂けると思います。

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