マルイのスナイパーライフルをカスタムして活躍させたい!


こんばんは!「番頭」です。
今日は雨ですねぇ~。こういう冬場の雨の寒い日は、鍋ですよ!鍋!
帰ったら、何か鍋料理を作ろうかと思います。うん、今日は鳥団子だな!
そんな、食いしん坊「番頭」です。…すみません今、物凄くお腹が空いています…。

さて、今日のお題!
「もうちょっと、スナイパーライフルって活躍できないかなぁ??」というお話です。
番頭の記事ですので、例によってチョットはカスタムしちゃいます!

今日のカスタム依頼品はコチラ!
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VSR-10です。今回は爆音モデルを改造ベースとしましたが、スタンダードだって手法は一緒です。

さて、この銃のカスタム方法をご紹介する前に、皆さんに知っていただきたい状況をご説明したいと思います。

実は、最近のサバイバルゲームでは「非情な現実」として、この手の「エアーコッキング式ライフル」では活躍できない状況が多いです。

昔でしたら、「パワーアップしてスナイパーだけは射程を延ばす」ってルールで遊ぶ方法もありましたが、現在では銃刀法で上限がきまっていますので、ソレも出来ません。
次世代電動ガンもエラーライフルもお互いにパワーは最初から法律ギリギリです。これ以上のパワーアップは無理です。

なおかつ次世代電動ガンは性能が良すぎるので「メーカーさんからの出荷状態のノーマル」でこの手のスナイパーライフルと「同じ位」か「それ以上の飛距離や命中精度」を持っており、有効射程では互角程度となります。

正面切っての撃ち合いとなると、毎回レバーハンドルを引いて装填→発射となるエアー式では数多くは撃てず。
トリガーを引くだけでポンポン発射できる電動ガンとの撃ち合いでは、発射間隔&弾数で撃ち負けてしまいます…。
判りやすく言うと現実のサバゲでは「一発撃って外すと、同じ射程の次世代に100発位は撃ち返される」
っていう悲しい現実が待っています…。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA←こうやって、コッソリと50メーター先を次々と狙撃!とか。

さて繰り返しになりますが、サバイバルゲーム場では次世代電動ガンの性能良すぎるので、エアーコッキングライフル側は圧倒されているが現実です。
「次世代電動ガンにスコープを組み合わせて、遠距離でバカスカ撃たれると、本当に手も足も出ない!」とかいう状況も、多いです。
よく、「ササハラ」や「番頭」がサバゲで戦力介入する場面では、次世代で「そういう事」をしています。
…実際強い。

しかし!「俺はスナイパーになりたいの!スナイパーらしいサバゲがしたいの!」という「漢(おとこ)」プレイヤーさんも、確実にいらっしゃいます。
そういう考え方、私は好きです!一撃必殺!実に良い響きです。
「峠の下りだったら負けないぜ!」的な「スペシャリスト感」がカッコいいですね?。

と、言う訳で「エアーコッキングライフルでサバゲで勝てるように何とかしましょう!」というのが今回のお題です。

実は、いくら次世代が性能が良いとは言え、東京マルイさんの「VSR-10」や「L96AWS」といったエアー式ライフルも、性能では負けてはいません。
実際に飛んでいくBB弾の射程や命中精度では、それ程変わりませんよ!
東京マルイさんのライフル達だって、ちゃんと飛んで、よく当たります。
…ただし、電動ガンと違って、連射や速射の効かない単発ですけれど。

ですので、サバイバルゲームでは「最初の一発でちゃんと当てる」という事がエアーライフルでは求められていると私は思います。
だって、1発撃って外して相手に気づかれると、本当にバカスカ撃ち返されますからね?。
「ゲーム中にうまく立ち回って、相手に気が付かれない状況で、先にヒットしてしまえば何とかなる」かと。
次世代電動ガン相手に、エアーコッキングのスナイパーさんが先に発見されてしまうと勝ち目は薄いです。

なので、当て易い銃。当たる銃。あとは当てる撃ち方って重要かと思います。

エアーコッキングを使う利点として、電動ガンと違い「機械式のトリガーメカ(引き金)」が大きな利点です。
「素早い発射レスポンス」と「判りやすい発射タイミング」で撃てるのが利点。
ホント、こういう銃を使い慣れている「ベテランゲーマーさん」でしたら、センチ単位で弾を寄せてきます。

初心者さんでは知らない場合が多いのですが、実は、この手の狙撃銃って「スナイパーらしい撃ち方」が必要ですよ。
ただ「何となくテキトーに撃っていて」も、センチ単位で相手に当てる狙撃らしい撃ち方は出来ません。
「100発位撃ち続けて、何発かで相手を絡め取る」って撃ち方は電動ガンでは出来ますが、
一撃必殺のスナイパーとしてはブッブーです。
そういう撃ち方は、当然、外してしまいますし、次世代相手での撃ち合いでは、HITされるだけ。

予備知識として、エアーコッキング銃の場合「1発で相手に当たる性能は、銃本体に備わっているので、ちゃんと性能を使い切りましょう!」という事です。
では、「実際にどういった撃ち方をすれば、一発で当たるのか?」という事を考えていきましょう!
簡単に言うと、精密射撃の撃ち方を求められます。

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さて、スナイパーライフルは上の画像の様なスコープを組み合わせて、覗いて撃ちます。
実際にスコープを覗いて撃った経験がある方でしたら判ると思いますが、
スコープの中でターゲットはユラユラ動きます。そういうものです。

だって、射手は呼吸をしています。腕で支えているので、筋肉がプルプルするし、血も流れています。
ですので、銃が動かないように、バイポット(二脚)などで固定しているのですが、それでも少しは動きます。
ですのでスナイパーらしい撃ち方というか、精密射撃な撃ち方で言うと…。

息をスーっと吐きながら…。(吸いながらでは肺が膨らむので上半身が動きやすい)

「シャーペンの芯がもう少しで折れるかな?」っていう感じで、
クククっとゆっくり発射点ギリギリまで引き金を引き絞りつつ…。

ターゲットに照準に寄せていき…。ターゲットに照準を合わせて銃が浮かない様に安定させて…。

「今だ!」という所で、あと1ミリ程度引き金を奥に引き込み…。

「パン!」と発射!

ちなみに、発射時にも、手首を捻り込むような撃ち方(引き方)では、ブッブーです。
銃身が動いて狙いがズレるので、真っ直ぐ引き金を引いて銃を安定させる事も肝要です。

という感じで、ちゃんと1発に「精神を込めて」撃つのです。
そうすれば、新品箱出しのVSR-10だって、30メーター先の15センチの的を外しません。
ちゃんとそういう性能を持っています。

ちなみに、電動ガンでスコープをのせて、こういう精密射撃っぽい撃ち方をすると、引き金の接点(スイッチ)が火花を出して、焼けてしまい、最終的には接点が死にます。
電動ガンでは、上記の撃ち方はしないで下さい。電動ガンのスイッチは一気に引く!これは鉄則です。
昔はこういう例が多く、特に電動ガンのPSG-1でスイッチが死んだ銃の修理が多かったです。
なので、この「精密射撃な撃ち方」は電動ガンでは、構造上として再現できません。
エアーコッキング式で無いと出来ないんですよね?。コレはスナイパーとしてのメリットです。

さて、そういう訳でようやく本題です。「スナイパーらしい動作にカスタマイズしよう!」という訳です。

では、実際にいじっています

まず、最初にこのパーツを組みました。
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ファイアーフライ製 甘口なまこ 販売価格¥2,041

銃身の根元に付く、Hopupパッキンのカスタム品です。VSR-10にはコレがお勧めです。
最近のエアガンは、HOPUP(ホップアップ)というシステムで、BB弾にスピン回転を掛ける事で「揚力」を持ち飛距離を伸ばすシステムが組み込まれています。
残念ながら、L96AWSの場合は、内部突起の位置が違うので、組み付ける事は出来ますが性能が向上せず低下しますので、L96には組めません
IMG_0425_R←根元の黒いパッキンを交換します。
このカスタムパッキンは、内部のHOP突起の形を変えて、スピン回転を安定させるのです。

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組みつけて見ましたよ!中のパッキンが「凹」のひっくり返した様な形になっています。
丁度、野球のボールで言う所の「フォークボールの握り」って言えば判りやすいでしょうか?

これで、飛んでいくBB弾の縦の回転が安定するようになりますので、遠距離での集弾性がかなり良くなるのです。

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ただし、BB弾の精度も求められますので、出来の良いBB弾を使って下さい!形がイビツでは、全然当たりません。
スナイパーさんはBB弾もカスタムパーツです。お勧めは、東京マルイさんのベアリングバイオ弾!
「番頭」と「ササハラ」は、ここぞ!という勝負時では、このBB弾以外使いません。
どうせスナイパーは弾数を撃たないので、BB弾にお金を掛けたって割高にはなりませんよ。

あとは、トリガー(引き金)をチューンしたいです!

IMG_0430_R←VSR-10の引き金メカです。

前述したとおり「軽くて・繊細で・判り易い」トリガーにしたいのです。
メーカーさんの出荷時は、万人向けにトリガーの重さが調整されています。
慣れていない素人さんやお子さんが使っても暴発しないようにしないといけないので、仕方が無い。
とてもじゃないけれど、そのままでは「あと1ミリで発射!」っていうトリガーにはなりません。
精密射撃の撃ち方は、純正のままでは無理です。
そこで、コチラ。
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PDI製 ライトプル・トリガースプリング「かるばね」 販売価格¥660

個人的には、PDI製品の中で一番良いパーツと思っている製品です。
これで、引きバネの重さがかるくなりますので、繊細なトリガーの重さに出来ます。

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金属棒の先の2個の小さなスプリングを交換します。
ちなみに、マルイさんの「L96AWS」スナイパーライフルもトリガー周りの基本設計が一緒ですので
この「かるばね」は使えますよ?
…あとは、企業秘密ですので画像では掲載しませんが、トリガーパーツの内部を削って加工します。
あと1ミリで引き金が落ちるタイミングで「カチッ」とトリガーにロックさせて
「もう少し引いたら落ちる!」っていうのを射手の指先に伝える加工をしています。
我々は「2ステージ・トリガー」と読んでいます。
1ステージで引いていくと「カチッ」とロック。2ステージ目で1ミリ程度引くと「発射!」
これで「繊細なサバゲで使える精密射撃トリガー」の完成です
※L96でも、同様の加工が出来ますよ。

さて、あとは組み立てて完成です!
パワーは元々ギリギリですし、銃身も最初からいい物が入っています。これ以上本体内部でいじる所はありません。
強いてあげれば「バレルスペーサー」を追加するくらいかな?
純正でも入っているパーツですので、それ程変わらないけどチョットの変化がでます。

IMG_0436_R←いい笑顔です(^∇^)
と、いう訳で「サバゲで使えるスナイパーライフル 番頭バージョン」の完成です!!
40メーターでヘッドショットを外さないライフルの完成です。
オーナーさん、本当にお待たせしました!楽しんで下さいね!

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実は、別のお客様からも、L96での「番頭バージョンのトリガーチューン」をオーダー頂いておりますよ?
コチラも本日完成しました?!お待たせしました?。

と、いう訳で「サバゲで使う、スナイパーライフルのカスタム」いかがだったでしょうか?
ご興味がありましたら、お問い合わせくださいね!
どうか、ヨロシクお願い致します?。

あ、明日は木曜日ですので、小店グループは定休日となっております。
ブログ更新もお休みですね?。
金曜日にお会いいたしましょう!

それでは、いつもの〆のご挨拶!
皆さんご一緒に!
レッツ!ガンライフ!(σ゚∀゚)σ

「番頭」でした!

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