どもっ!模型業界も年末進行になりいつもよりキットのリリースが多いような。そして発売されるキットの箱絵を見るとワクワクしますね。最近ではプラモメーカーの海外勢が変わったデザインや高級感漂うボックスにしたりして購買意欲を高めてくれます。プラモって考えると他の商品と違って「箱」の影響が強いですね。
箱絵を見てるとワクワクする商品群。プラモはやはり絵があってこそ。
普通なら使用してしまった商品の箱は捨てられてしまう場合が多いけど、プラモの場合はいつまでも取っておく人多いんじゃないですか?プラモの箱絵はある意味中の商品と違う姿が描かれているから、完成品の写真の箱絵だとイマイチ、ワクワク感が・・・。やはり映画のワンシーンみたいな活動的な箱絵だとガワ見てワクワク、中見てドキドキ、完成してウキウキ。アゲアゲ三段論法でプラモを楽しめるというもの。
小さい頃は、はさみで切り抜いてポスター替わりにしていたのを思い出します。そんな小さい頃から楽しんできた「箱絵」。自分的にはやはり「高荷義之」がイチオシでしょう。実在するものを水彩絵の具で力強いタッチで描き上げた絵はまさにボックスアートと呼べるべきもの。80年代のアリイ・イマイのマクロスシリーズでの箱絵は衝撃的だったのを覚えています。実在する戦車や飛行機と言ったウェポンと想像上のアニメのウェポンがオーバーラップした瞬間だった気がします。その手法は今では天神 英貴氏に続いてますよね。SFキャラを実在する形で表現するこれもクールジャパンなのでしょうか。
そんなヤマさんの大好きな「箱絵師・高荷義之」の鋼の超絶技巧画報展が東京・文京区の弥生美術館で開催されています。12月25日木曜日まで。
ケイホビー・プラモショップでも100円入場割引券をご用意しております。高荷氏のヒストリーを体験したい方は是非、ご覧ください。
さて、ということで今日のブログネタは高荷画伯が描いた箱絵のプラモデルを特集。今でも現役で活動している画伯の作品はここプラモショップのプラモデルでも見ることができます。
バンダイ 1/72 デストロイド・ディフェンダー
店頭価格1,944円
キットはイマイの金型です。今でこそバンダイですが基本デザインは発売当時のまま。82年当時、ポストガンダムとしてマクロスのプラモデルが発売されるとタミヤのホワイトボックスデザインで高荷画伯の描くマクロスメカは我々模型ファンから見て「リアルロボットアニメ時代」の第二幕が華々しく上がったのを印象付けたエポックメイキング的なキットです。影の描き方が素晴らしい。
バンダイ 1/100 アーマードファクトリー
店頭価格6,609円
こちらもイマイ金型です。発売当初は同じシリーズの「マクロス・ファクトリー」には、キットの完成写真がパッケージとして使われていましたが、やはり、モデラーに対しての訴求力が足りないと思われたのでしょうか?ここは大きく画伯の絵が使われています。
タミヤ 1/48 シーハリアーFRS.1
店頭価格1,846円
画伯はタミヤでのミリタリーのボックスアートが有名ですが、もちろん飛行機だって描いています。ハセガワではこのころ小池繁夫画伯を採用。小池画伯の清潔感のある画風に対して筆使いの激しさまで伝わる荒々しい画風はタミヤとハセガワの飛行機プラモのブランディングにも一役買いました。
タミヤ 1/48 二式水戦
店頭価格1,458円
もともと雑誌の戦記物を描いていた画伯。この二式水戦の箱絵は「片翼の爆弾を投下しその戦果を確認すべき後方を確認する操縦士」という正に戦記物を彷彿させるいい絵となっております。これだけスピード感と緊張感の走る商品パッケージなんて珍しいと思います。
タミヤ 1/35 PBR31Mk.2 ピバー
店頭価格3,985円
ミリタリーミニチュアシリーズはホワイトボックスだけにどうしてもダイナミックな絵柄の箱絵が少ないもので、その中このピバーの箱絵は貴重ではないでしょうか。ジャングルの中を進むパトロールボートに乗り込む兵士の視線の先をつい想像してしまいます。
ファインモールド 1/35 九七式中戦車
店頭価格3,693円
やはり日本軍物といえばやはり高荷画伯という気がするヤマさん。日本陸軍の勇ましさがよく表れている一枚。「戦車画」という一ジャンルを築き上げた画伯の真骨頂ではないでしょうか。
ファインモールド 1/35 四一式山砲
店頭価格2,721円
こちらは有名な戦争画家 藤田嗣治を彷彿させるボックスアート。プラモデルが山砲だけに地味な素材だけに各兵隊の表情がよく出ていて生活感が感じられます。
フジミ 1/700 特―1 大和
店頭価格1,944円
フジミのシーウェイモデル「大和」もうこれはデザイン的に究極のボックスアートと呼べる代物。箱、上面にはロゴなどの要素を一切省き、高荷画伯の描く大和だけを載せ、切り取って額に入れればアートとして楽しめます。余分な線を書き込まない近年の作風を楽しむことのできるこのキット。高荷コレクター垂涎のアイテムです。
まだまだ、芸術の秋とよべるかな。みなさんも是非、ご鑑賞してみてはいかがでしょうか。併設の竹久夢二美術館もよろしくね!
それではみなさん!明日はプラモでHappy Modeling See You!ーヾ(*ΦωΦ)ノ