素組からステップアップ!ガンプラつくろう!~HG ガンダム(THE ORIGIN版)~

こんにちわ、
ケイ・ホビー プラモショップです。

 

本日の内容はガンプラつくろう!ということで
久しぶりにHGのキットを作っていきます!

今回作るのは~


HG RX-78-02 ガンダム でっす!

ジ・オリジン仕様のガンダムですね~。
発売自体は半年ほど前ですが大人気なキットです!

今回は初心者さんに向けた組立講座となっております!
パーツの切り取り方から、
ヤスリがけパーティングライン消しスミ入れ・・・などなどを
自分なりに解説しながら進めていきます。
一か所だけ部分塗装はしていますが
基本的には成形色仕上げ(無塗装)となってます。

※一部写真がピンボケしているものもありますが
一人で撮影してるので何卒ご了承くださいませ・・・

まずは組み立てるのに使っている工具の紹介です。

ガンプラを組み立てる時に使用しているのは主に
・ニッパー
・デザインナイフ
・ピンセット
・ヤスリ
の4つです。


・ニッパー
パーツの切り取りに使います。
ニッパーには電気工事などで使用するような刃の太いものがありますが
そういうものではパーツの切り取りが難しいので
プラモデル用のものがおススメです。


・デザインナイフ
ゲート跡、パーティングラインの処理などに使用します。
無くても大丈夫ですがあれば時間短縮になって便利。
ナイフの隣のものは替刃です。
使っててちょっとでも切れ味が落ちたかな?と思ったら変えるようにしています。
刃物ですので使用する際は注意が必要です。

・ピンセット
ガンプラの場合は主にシール貼りで使用しています。
先端が尖っているようなものだとシールを貼る際傷つけてしまう場合があるので
ご注意。

・ヤスリ
デザインナイフで処理した後の最終仕上げに使ってます。
左がゴッドハンドさんの神ヤス。
右がタミヤさんの紙やすりです。
目は240番、400番、600番、800番、1000番です。

ちなみにこんな感じでリングに通しておくと
作業中いちいち必要な番手を探さなくていいのでかなり便利。

その他として綿棒、つまようじも使用しておりますが
ご家庭にあるようなものでもOKです!

ではさっそく作っていきましょう。

ちなみにこのキット、「前期型」と「中期型」のどちらかを選んで組み立てるのですが
あとから変更するのは難しいです。
どちらか決めてから作りましょう!
ちなみに今回は中期型でいきます。

・パーツの切り取り方&ゲート跡の処理

直接パーツにニッパーを当てるようにして切ると
パーツに傷が入ってしまう場合がありますので

パーツからちょっと離して切り取ります。
ちなみにランナーとパーツの間の細い部分をゲートといいます。
(まるで囲ってある部分)


そうするとこんな風にちょっとだけゲートが残るようにパーツが切り取れます。

今度はパーツのぎりぎりのところ、
ほんの少しだけゲートが残るよう切ってあげます
二度切りという手法になりますよ~。


そしたらデザインナイフを使って残ったゲートを切ってあげます。
少しずつ力をかけないようにして削っていきましょう
余計な力をかけるとパーツをえぐってしまったり、
怪我をしてしまう恐れがありますのでご注意!


デザインナイフでの処理が終わりました。
しかしまだ少しゲート跡が目立ちますので
ヤスリを使って処理してきます。

まず神ヤスの240番から使っていきます。
上下にやすっていきますが
240番はかなり粗目なので削りすぎないように注意!
心配な方は400番から始めても良いかと思います!
写真では紹介したゴッドハンドのスポンジヤスリを使用してますが
紙やすりでも大丈夫です!

ある程度削ったら

今度は400番に変えて削りますが
パーツの向きを90度変えて削っていきます。

縦、横、縦、横とヤスリの傷がクロスするように削っていくと
傷が目立ちづらくなりますよ~。

1000番のヤスリまでかけ終えました。
この後も1200、1500、2000・・・とかけ続ければ
どんどんキズは目立たなくなりますがつや消しスプレーを吹けば
1000番くらいのキズは目立たなくなると思います。

・ホイルシールの貼り方

 

パーツの中には色分けが成形色で再現されていないものもありますので
付属のホイルシールを貼っていきます。
このパーツでは腰のVマーク部分にシールを貼ります。


ピンセットを使って台紙から剥がして、

貼るというより載せる感じでシールを置き、


つまようじを使って位置調整をして、
場所が決まったら綿棒で軽く押して貼り付けます。

出来上がりです。

シールにはセンサーなどを再現するためのメタリック調のものもありますが
つや消しを吹く場合はせっかくのメタリック調が消えてしまうので注意が必要です!
今回はすべて仕上がった後に貼っています!

・パーティングライン消し

パーツにはプラモデルを成形する際にできるパーティングラインというものがある場合があります。
小さなところですが消すのと消していないではカッコよさに差が出るので消していきましょう!

まずはデザインナイフを使います。
パーツに刃を立てて横にスライドします。
カンナ掛けのような感じで少しずつパーティングラインを消していきますよ~。

ある程度削った段階です。
グレーという色の関係上まだ少し目立ちますので
次はやすりで400→600→1000と処理してきます。

処理が終わりました。
これでだいぶ目立たなくなりましたね。

・部分塗装

カメラアイのパーツです。
ホイルシールで再現できますが目元の黒を塗るだけでぐっと良くなるので
挑戦してみましょう。

使用する塗料はエナメル塗料の黒です。
「X-18 セミグロスブラック」を用意しましたが最後につや消しを吹くので
エナメルのブラック系の塗料であれば問題ありません。
筆は面相筆のような細めの筆を使います。

エナメル塗料はエナメル溶剤で拭き取ることが可能なので
はみ出しはあまり気にせず塗っていきます。
またこのパーツ自体顔の少し奥まった部分につけるので
筆ムラはあまり気にしないでも大丈夫です。

一回塗ったら30分ほど乾燥させます。

2~3回ほど重ねてみました。

はみ出した部分ですが今回のパーツは小さく、
通常の綿棒では拭き取りにくいので
こういった先端が細くなっているタイプの綿棒を使うとやりやすいです。
はみ出した部分をデザインナイフで削るという方法もあります。

乾いたら顔を組み立てますがエナメル塗料は塗膜が弱いので
傷つけないように気をつけながら組み立ててくださいね。

 

・アンテナのシャープ化&フロントスカート加工

HGのキットなどにはアンテナなどの尖ったパーツの先端に
安全対策のための突起がついてます。
これをシャープにしていきます。

まずはこの突起の部分を
パーツを切り取った時のように数ミリ残すような感じで切り取ります。

少しわかりづらいですがほんの少し突起が残っている状態になりました。
ここからはやすりを使って削っていきます。
指の腹でアンテナを押さえながら削ると折らずに作業できますよ~。
デザインナイフを使うとアンテナを折ってしまう可能性があるのでおススメしません。

完成したものがこちらです。
加工する前と比べてシャープになってカッコよくなったと思います。

お次はフロントスカートの加工です。

このパーツですが左右一体になっており、
フロントスカートが左右同時に動いてしまうので


真ん中をニッパーでカット!

これで左右別々に可動させることができました。
簡単ですね。
切り取った部分も処理してあげると尚良し!
ボールジョイントも削ってしまうと緩くなってしまう可能性があるので
注意してくださいね。

 

・スミ入れ

作品にメリハリをつけるためにスミ入れという作業を行っていきます。
キットにあるモールドに塗料を流し込み意図的に陰影を表現します。

使用する道具はタミヤのスミ入れ塗料です。
これはエナメル系の塗料なのですがスミ入れに適した濃度になっており、
キャップの裏に筆もついているので非常にラクチン。
カメラアイの塗装でも書きましたがエナメル系の塗料なので溶剤を使えば拭き取ることができます

クレオスさんからスミ入れペンも出ており、
お手軽なのですがモールドごとに線を描かなければいけないので少し時間がかかります。

ペンタイプで流し込み塗料もありますが素組専用となっており、
上からつや消しなどの仕上げ材を使用すると滲んでしまいます。
仕上げ材を吹く予定がない場合は非常におススメ!
(ちなみにペンの場合はみ出した部分は消しゴムとかでこすれば落とせます。ラクチン)

色はグレイ、ブラウン、ブラックの3色です。
全部を黒でスミ入れするとハッキリし過ぎてしまうので
スミ入れするときはパーツより少し濃い色を流すようにしています。
白パーツ→グレイ
赤・黄パーツ→ブラウン
武器・バックパック・青パーツ→ブラック
と使い分けています。

まずは肩のモールドに流してみましょう。
余分な塗料はビンの蓋を使って落として
チョンとモールドにいれてあげれば


スーっと毛細管現象で流れていきます。

この時パーツの合わせ目に入ってしまうとそのまま塗料がダボに入っていき
折れてしまったり割れてしまう場合があります。
外せる部分は外してから、
外すのが難しい場合は流し込みタイプの接着剤で合わせ目を固定してから
スミ入れ作業を行ってください。

スミ入れしたもの(左)と素組のもの(右)です。
スミ入れするとのっぺりとした印象がなくなりますね。

赤いパーツにはブラウンの塗料を流します。

塗装後、約10分ほど乾燥させたらエナメル溶剤を染み込ませた綿棒などを使って
はみ出た塗料を拭き取ります。
この時も余計な溶剤はティッシュなどで拭き取ってから使いましょう。
溶剤が多すぎるとせっかくスミ入れした個所を拭き取ってしまう可能性があります。

スミ入れ終了です!
つや消しスプレーを吹き付けるとスミ入れが難しくなってしまうので
きちんと全部スミ入れしたか確認しましょう!

 

付属のマーキングシールは上記で書きましたホイルシールのように貼っていただければOKですが
水転写デカールのような位置調整が難しいので位置に気を付けながら貼っていきましょう!
見た目のドレスアップ目的のものなので説明書通りに全部貼らなくてもOKですよ~。

貼ってみるとこんな感じになり一気に情報量が増えますね!

 

・つや消し作業

最後の仕上げとしてつや消しスプレーを吹き付けます。

今回使用したのはクレオスの「Mrスーパークリアー つや消し」です。
油性系の塗料になります。

まず、塗装する前に天気を確認しましょう!
雨は降っていませんか?湿度が高くないですか?

雨が降っていたり湿度が高い環境で塗装を行うと
塗装面が白くなってしまう可能性がありますので
塗装は天気の良い日に行いましょう!

つや消しを吹くときはパーツごとにパーツばさみに挟んで行うとラクチン!

パーツの準備ができたらつや消しの缶をしっかりと振ります!
つや消しの成分が缶の下に溜まっている場合が多いので振って混ぜてあげましょう!
(自分は100回ほど振ってます)

パーツに吹き付けるときは20~30cmほど離し、
一気に厚塗りせず薄く重ねていきます。
一気に重ねるとパーツが白くなってしまったり、
スミ入れした部分が滲んでしまう可能性があります。
また、吹き始めと吹き終わりをパーツにあてないように塗るときれいに仕上がりますよ!

軽く全体に吹いて10分乾燥、
これを2~3回ほど繰り返してあげればOK!

フレームにもつや消しを吹くために腕や足などのパーツは伸ばした状態と曲げた状態で塗装しましょう!

つや消しを全体に吹いたら一晩ほど乾燥させましょう!

最後にセンサー部分のシールを貼ったら

オリジン版ガンダム完成でーす!

無塗装でも非常にかっこよく仕上がりました~!
完成したらかっこいいポーズで飾ったり、
写真を撮ってSNSに投稿したり展示会に出したりして楽しんでくださいね~!

組立てわからないことがあればお気軽にご相談くださいませー!

 

では今日はこの辺で!
プラモショップからでした!


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