「なにがどうなるかわからない。」

どもっ!サプリで有名なDHCのアルファベット3文字の社名は何かというと「大学翻訳センター」の略だそうです。ケイホビーのKモデラーことヤマさんです。
創業当初は大学の研修室相手に翻訳のサービスをしていたそうで、今のサプリ業に転換したのは創業者のひらめきからだそうで、人生なにが起点になるかわからないものですね。「なにがどうなるかわからない。」は飛行機の世界でも言えるワケで。

そこで今日のブログネタは昨日発売された

ハセガワ 1/48 メッサーシュミットBf109E-7 “日本陸軍”

店頭価格2,646円

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初心者飛行機マニアが見ると「なに?架空戦記かなにか?」なんて思ってしまうボックスアート。実は実際に日の丸をつけて日本の空を飛行したメッサーシュミットは存在します。時は1941年に日本陸軍がドイツにまで出向いて実験用として輸入を決めたそうです。そして同年6月に岐阜県各務原に数機のメッサーが船着しました。で、この時なんの実験が行われたかというと日本機との模擬戦闘で日本機の評価を決めようということになりました。当時日本には国産の色々な戦闘機があり現用の九七式戦、隼などの他に試作中の飛燕、屠龍、鍾馗がこのメッサーと模擬戦を行うこととなりました。

ハセガワ 1/32 隼2型

店頭価格2,646円

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ハセガワ 1/48 飛燕1型

店頭価格2,268円

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ハセガワ 1/48 屠龍丙型

店頭価格3,591円

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この中でキー44こと「鍾馗」は試作の段階で成績が悪く陸軍の評価も最低。このままで行くと「戦闘機として使い物にならない。」というらく印を押されるとこまできてしまった。が、ダメ元で他の戦闘機と共にこのメッサーと模擬戦をしてみると、速度、加速力、旋回力のいずれもメッサーより優秀だったのでたちまち評価が上がっていきました。そしてこれからマレー半島に進出した際にはメッサーのよきライバルである「スピットファイヤー」が登場するだろうと予想され、現用機の隼などでは歯が立たないとの判断がくだり、そのスピットに対抗するために鍾馗の採用が決まりました。
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ハセガワ 1/48 鍾馗

店頭価格2,268円

と以上がこのキットをめぐる当時の逸話ですが、このメッサーがなければ「鍾馗」の登場が無く、後に続く対B29戦に何かしら影響を与えたのは想像に難くないでしょう。まさに「なにがどうなるかわからない。」

それではみなさん!明日はプラモでHappy Modeling
See You!ーヾ(*ΦωΦ)ノ

お知らせ
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