どもっ!先日は昭和の名優・菅原文太さんが死去というニュースにビックリしました。若い人には「千と千尋の神隠し」の釜爺役などの声優と言った方が分かりやすいですが、40代以上の人たちには「仁義なき戦い」や「トラック野郎」などの映画俳優としてもなじみがありますよね。ヤマさんの小学生のころに流行った「トラック野郎」。「仁義なき戦い」は大人向けの作品だったので、派手なトラックが銀幕狭しと走り回るトラック野郎には当時の子供たちはシビレたのでした。今の人には「トラック野郎」のブームがどんな凄さかあまりピンとくる人は少ないと思います。て、言うかいないと思いますよ。たぶん。そ。
昭和の50年代はバブルを前に時代背景的に日本の車社会が円熟期を迎え、文化としても定着してきました。そんな時代、子供たちの間にも車に対する憧れが遊びにつながった「スーパーカーブーム」が到来。それに続く形で「トラックブーム」が来るわけで最初、大人向けの作品として出た「トラック野郎シリーズ」はそのハデハデトラックさが子供にもウケ。テレビでは映画にインスパイアされたドラマ「火曜日のあいつ」がヒットして、それに呼応するかのようにアメリカ版「トラック野郎」、サムペキンパー監督作品も映画「コンボイ」が大ヒット。テレビ東京では同じくアメリカドラマ「爆走トラック16トン(原題MOVIN’ ON)」まさに子供たちの間に「トラックブーム」が来たのでした。
当時、駄菓子屋では「トラック野郎カード」が売っており、今で言う所の「妖怪メダル」。当たりが出るとA3ぐらいのポスターがもらえたり、バンダイが出したトラック野郎プラモシリーズは月に10万個も売り上げる大ヒット商品。他にもポピニカ超合金があったり、そうそう当時は消しゴムとかもありました。その後にもチョロQやラジコンとかいろいろ出ていました。
テレ朝ではそのブームをフューチャーして水曜スペシャル「激突トラックレースグランプリ」なんて番組を定期的に放映したり、一部の子供たちは自分の自転車をデコりはじめ、シグナルランプだけでは飽き足らず、スポークにチェーリング装着や自転車用ラッパホーン(通称ばふんホーン)やバイバイハンドや、なっーがい泥除けつけたりしてトラック野郎気取りでした。
さて、前置きが長くなりましたが、そんなブームがあり今でもデコトラは根強いファンの一つの固定ジャンルとして模型界にその地位を確立しています。
プラモ界ではフジミ、アオシマから日本のトラックを主に1/32で発売しています。
ケイホビーにあるトラックプラモのご紹介!
アオシマ 1/32 バリューデコトラ No.24 エサやのケンちゃん
店頭価格4,665円
「エサや」とは家畜や養魚などに必要な飼料を運ぶトラックのこと。キットはハイルーフ/標準ルーフ選択式、純正バンパー付き。
アオシマ 1/32 バリューデコトラ No.16 街道天使
店頭価格4,665円
レトロなダンプ野郎とのコピー通り速度表示ランプが付いています。
アオシマ 1/32 バリューデコトラ No.13 カンカン与太郎
店頭価格4,665円
よく山間部の国道に見ることが多い気がするのは気のせいでしょうか。
アオシマ 1/32 バリューデコトラ No.14 祖国防衛
店頭価格4,665円
アオシマ 1/32 バリューデコトラ No.21 護國の鬼
店頭価格4,665円
アオシマ 1/32 バリューデコトラ No.28風神☆雷神(2tアルミバン)
店頭価格4,665円
アオシマのバリューデコトラシリーズは値段と作りやすさが両立したシリーズで人気が高いです。かといってデティールが甘くなることなく実車の持つ雰囲気をよくとらえています。
さあ、トラックプラモを作ったことのないモデラーもぜひ作ってみたください。