どもっ!
毎日ニュースにもなっているウクライナ。日々、国情が心配ですがプラモメーカーの「ICM」から元気に新製品が入荷いたしました。
2003年、ウクライナ、ロシアのモデラーたちが集い立ち上げた「ICM」今や日本ではハセガワが代理店となって私たちユーザーの手元に届いてます。もともと東欧プラモの流れは90年代の簡易インジェクションキットに端を発しますがその熱い「モデラーズ魂」はウクライナの内政不安を乗り越えて今日も私たちモデラーの目を楽しませてくれます。
先月もプラモ雑誌にミニアート社の近況が報告されていたとおり、ウクライナプラモメーカーは今日も無事に営業しているみたいです。
ICM 1/24?アドミラル サルーン
店頭価格5,673円
オペル アドミラルサルーンは第二次大戦中を代表するスタッフカーとして活躍しました。しかし、ただ単に「車」として設計されたのではなく、当時完成したアウトバーンに合わせて設計されました。そのアウトバーンでの乗りごこちは「アウトバーンクルーザー」の名を冠しました。ICMではアドミラルサルーンをミリタリー規格1/35で再現したほかに本キットの1/24カーモデルスケールにて発売しております。これで現代の車と並べて展示することができます。
ちょっと驚きのパーツ分割。でも30年代の車はこのようなパーツ割が一番理にかなっているのかな
CAD画面をみるとエンジンフードをオープン状態にできそう。
下回りのパーツやエンジン、補機類。ラダーシャーシは雰囲気よく再現。
ここまで完璧に再現されていれば展示方法に工夫が必要かも?
パーツ分割を考えるとたぶんオープントップにも転用できそうな気が。どなたかチャレンジを。
なかなか丹精なメッキパーツ。塗り替えなくてもこのままいけるでしょうか。
標準的なクリアパーツ若干材質的に硬めかな。
1/24ということでミリタリーモデラーの他にもやはりカーモデラーにも組み上げてほしい逸品。
そして、第一次大100周年記念モデルはここでも
ICM 1/35 ドイツ歩兵セット(1944)
店頭価格1,555円
ICM 1/35 WWI フランス歩兵 ウェポン&装備セット
店頭価格1,555円
世界中のモデルメーカー競って展開している第一次大戦もの。ICMが繰り出すのはフランス軍のウェポンセット。ちょっと珍しいところから切り込んできました。造形が気になるところです。
東欧プラモデルメーカーはベルリンの壁崩壊から一気に出てきた経緯があり、よその国よりその時々の政治体制に翻弄されることも多いと思われます。日本のモデラーはウクライナと言えば「プラモ」と言う認識では。今回のニュースも何か一層身が入ります。そのモデル化のチョイスにも独特の考えがありいつも我々を楽しませる東欧プラモメーカー。一日も早くプラモビジネスに集中できることを願うばかりです。