今日のタイトルテーマ曲はフランス映画「男と女」のテーマです。
どもっ!最初に覚えたフランス語は「おフランスざんすー」と小さいころマジで信じ切っていた。アザブジュバンはコマンタレブーのフランス語のボギャブラリーがとても貧困なケイホビーのフレンチ・モデラー、ヤマさんです。ちなみに「Comment allez-vous」でコマンタレブーと発音するそうです。
今日のブログネタは
エブロ 1/24 ルノー4(キャトル)
店頭価格4,665円
カーモデラーの皆さんならご存知、エブロはミニカーメーカーとして有名ですが、ここ数年はプラモでヒストリックF1シリーズを展開。そして去年は前半分が半分タミヤ製、後ろ半分をエブロが担当した2CV フォルゴネットが発売になったのは記憶に新しいところ。
タミヤとのコラボレーション、エブロの社長さんがタミヤの設計担当だったとか。2CVフォルゴネット
そして今回は完全自社オリジナルの「ルノー4」が発売になりました。
昔のヨーロッパ車のデザインはどうも日本人の心の琴線に触れるみたいで今でもこんな形でその姿を見ることができます。
スズキ ラパンベースのアンセルラパン
そんなワケで今回のエブロ・ルノーキャトルはエンスーな人をはじめ、女性にも意外と人気。早くも好評にて売れています。今日のブログはルノーキャトルのキット紹介をどうぞ!
パーツインプレッション
エブロのキットはその繊細でいてシャープなパーツは定評があり、今回ここまでやるかの攻めのキットとなっております。そして扉の開閉状態や全く見えなくなるところまでパーツ化するなど、構造を知るためのある種のミュージアムモデルとしても成り立っています。
まさにそのまま。そのカタチ。シャーシもほとんどそのまんま。
本来なら社外のワイヤーや半田線の出番なはずだけど、各コード類も後から配線追加も必要ないくらいの細く成形されており、このまま組立を楽しめる。
ディストリビュータや ジャッキもここまで再現。構造が簡単な車ゆえにパーツをとおして仕組みが見える。
シャーシの裏側もこのとおりリアルに仕上がっている。おそらく実車のパーツはほとんど再現されているだろう感。
ハンドルも時期によるバージョン違いの2種類入り。ホイールの穴もしっかり抜けている。
タイヤはまるで実物の様。トレッドまで精密に再現!今はやりの埃っぽいウェザリングが似合いそう。
シートだってこの通り。座面の絶妙な凹みやシートレールやベルトキャッチャーが再現されている。しかも前席の背当ての裏もヒケ防止の抜きはありません。
インサイドミラーもこの通り。インテリア、内装は窓となるクリアーパーツと一体に出来ている非常に珍しい設計ですね。これからのスタンダードとなるか。
一見、メタルインレットぽいけど水デカールだそうです。軟化剤とかにはちょっと注意が必要かな。
こんなとこまで立体化!
通常、他の車はトランスミッション部はエンジンの後ろになるため大抵このような形で搭載されますが、前モデルの4CVのパワートレインを引き続きそのまま利用しているためにRR駆動レイアウトのままFFになっているので
こんな感じで載せています。当然ミッションレバーが遠くなるので長いバーで運転席から操作します。これもしっかりパーツになっています。
さて上の画像にも出ている左前タイア部にある丸いパーツ。ヤマさんもググるまで確証はなかったけどクラクションのパーツでした。
どうやら、ルノーは伝統的にタイヤのここのところにクラクションを配置するみたいで、ルノー5なんかもこの位置。オーナーさんのブログなどを読むと日本ではやはり雨でならなくなるときがあるそうです。降水量の少なさそうなフランスならではなのか?
後輪のアーム部丸い部分にタイヤを接着するんだけれど、アレッ!よく見ると左右で長さがちぐはぐでは・・・。部品の不良ではありません。一言でいうと、トーションバーの捻れを大きくして乗りごこちを快適にするためだそうです。だから左右で前後長50ミリ違うそうです。ちょっとキットではオーバースケールですがね。
アウトライン
ちょっと仮組で外観を見てみましょう。
パーツの合いも問題なし。ただランナーのゲートが大きめなのでパーツの切り離しや成形のためヤスリがけは慎重にした方がいいですよ。
パーツが繊細なので慎重に・・・。
なお、ルノーキャトルには派生車種としてオープンモデルの「Renault 4 PleinAir」というタイプがあるんだそうで、意外と簡単そうだからこのキットからカスタムするのも面白いかも。
そんなワケで組み立てながら車の仕組みがわかっちゃうキット。きっと作りながら楽しめると思います。
それではみなさん!明日はプラモでHappy Modeling See You!ーヾ(*ΦωΦ)ノ