脅威のレスポンス!インドア戦用の単発スペシャルを組んでみたよ!


こんばんは!「番頭」です。
今日は、3連休も最終日!おかげさまで多くの方にご来店いただきました!
ご来店頂いた皆様、ありがとうございました!

今日は、連休中という事もあって、問屋さんもお休み中ですし、入荷がありません。
特に、新製品もございませんので、今日の記事をどうしようかなぁ?。と考えてしまいます。
ですので、今日のブログ記事は、お客様のご依頼の「改造電動ガン」の作業をご紹介をしてみようかな?と思います。
丁度、今日取り掛かっていた作業の模様です。

では、始まり?。

今回のベース銃はコチラ。
p_sub1_130305163036
MP5A4。「番頭改造品」単発レスポンス仕様。
スタンダード電動ガンの中でも、比較的地味で、目立たないモデルです。

…ですが!小店の姉妹店の室内戦サバゲー場「BLAM!!」では、戦果を重視する「ガチ系プレイヤーさん」には
不動の実力と人気がある機種です。

室内戦では、建物の中では射程が限られてしまうので有効射程はそれ程、重視されません。
室内で狭いので、マルイ社のピストルでも端から端まで届いてしまうのです。ロングレンジでの集弾性はいりません。
室内ですから、パワーもそれ程求められません。至近距離での撃ち合いは痛いからね。
それよりも、軽い銃が好まれます。構えたままでも軽い銃なら、体の「キレ」を使って素早く動けるので、
構えたまま、相手の弾を避ける動作が出来るのです。
そして、安定した構え方の出来る銃、そして全長が長い銃は室内では不向きですので短い銃が好まれます。
という訳で、室内戦プレイヤーには「軽くて・短くて・狙いやすい銃」が好まれる傾向が強いです。

そういった理由もあって、このMP5シリーズは、お馴染みのお客さん、特に室内戦プレイヤーに愛好者が多いのです。
とくに今回の「MP5A4」は重量わずか2.1キロ!本当に軽いです!
固定ストックの前後の重量バランスの良さも相まって、重量感を感じられない程の「素手感覚」で振り回せる軽量銃ですよ。
まぁ、簡単に言うと「マルイのMP5はインドア戦でガチで勝ちに行ける機種」って事です。
え?この銃使って室内戦で勝てない?…うん、あとは腕です。練習して下さい。

そういった経緯もあって、小店オリジナルパーツでMP5Kハイサイクル用の軽量M4ストックを部品販売しております。
コレを組み合わせたMP5クルツは、室内戦では相当に使い勝手が良いですよ?。

ケイ・ホビーオリジナルパーツ「MP5K HC用ストックアダプター」小店販売価格:\12.000-

組み合わせるとこんな感じですよ?。
OLYMPUS DIGITAL CAMERA
↑スタッフ「TAGO」の私物。MP5Kハイサイ+M4ストック+高級ドットサイト!室内戦スペシャル!

OLYMPUS DIGITAL CAMERA←中身は焼け跡から取り出したまま。ノーメンテ!
…実は、私もMP5SD5「焼きブタ号」を室内専用機として愛用しています。
先っちょを切り詰めて「ブタの鼻」みたくなっているのと「先日の火事の焼け跡の中から発見された」ので
「焼きブタ号」です。
とまぁ、ケイ・ホビーのサバゲ担当は、みんな何かしらのMP5系を室内戦用に私物で持って居ます。

…さて「MP5の使い勝手の良さ」を力説した所で、お話は続きます。

今回のご依頼品は、過去に私「番頭」の手によって既に改造されていた電動ガンでして、
「長期使用によるオーバーホール」と「さらなるバージョンアップ」を施工する事にしました。

元々どういうカスタムが施されていたか?というと…。
OLYMPUS DIGITAL CAMERA
入っていたカスタムパーツを再現してみました。
スタンダードの電動ガンをベースに、メタル軸受け、丈夫なギア(ギア比は変わらず)、バネ、ピストン&ヘッド。
と、純正セッティングをベースに、丈夫にして壊れない!という事を重視してパーツチョイスをしています。
※昔、旧ブログで同様のカスタムをご紹介していましたね。現在、写真は消えていますが文章は残っています。
そして、今回の室内戦スペシャルとして、一番重要なカスタムパーツがコチラ。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA←いいアイテムなんですよ!
KITBOY社製 スリムステップ3 FET(電気回路) 販売価格¥5,598

今回のカスタムで一番重要となる電気回路パーツです。
内部に電気回路を搭載する事でピストンの停止位置を調整できるので、驚異的な発射レスポンスを体感できます。
停止位置が調整できるって事は、内部のピストンが発射寸前のギリギリの位置に停止できるので
「ニュィッ・パン!」というレスポンスも、
まるでガスブローバック銃の様なトリガーレスポンスに変身できるのです。
本当の速射が出来る電気回路なんですよ。
その気になれば、単発ポジションで、連射の様な「指きり速射」も出来る優秀なパーツです。
ゲームセンターのてっぽーゲームみたいな「ガンコン撃ち」だって可能です!

ちなみに、色々なメーカーさんからFETが発売されています。
ですが、コチラの「KITBOY」さんのFETが経験上、一番良いですね!
某社のただリレー回路を付けただけ、のいい加減な物や、某社のすぐ壊れる電気回路など、
ダメ電気回路がカスタムパーツとして、世の中には乱立しています。
ですが、このKITBOYさんのFETは、滅多な事では壊れません。そして効果もバッチリです!
という訳で、私はキットボーイさん以外のメーカーのFETは信用していません。
店頭でもKITBOYさん以外のFETは販売していません。
というか、持ち込みカスタムでも、 ここ以外のメーカーのFETの組み付けはお断りしていますね。

さて、そんな「元々「単発」戦なのに、速射が効き過ぎで連射みたいなレスポンスで撃ちまくれるMP5」だったのですが…。
長期使用と内部の汚れによりパワーの低下が見られた事。
そして、元々驚異的な速射レスポンスを持ってるのですが
「もっと!もっと更なるレスポンスアップをしてみたい!」というご要望を頂きました。

…では、私が出来る、限界までのレスポンスアップしてみましょうか!

今回の改良セッティング内容は、話として書き起こしてしまえば簡単な内容です。
このスタンダード系の電動ガンには「ハイサイクルシリーズ」という
メーカー純正で連射の回転が速くカスタマイズされている電動ガンシリーズがあります。
純正のハイサイクルは単発で撃っていても、結構速射が効きます。

…そこで、
「中身をハイサイクルシリーズのセッティングにパーツ構成に組み替えて、FETと組み合わせてしまおう!」
という感じです。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA←これに入れ替えてバージョンアップ!

東京マルイさんの純正ギアはメーカーさんの自主基準で
「違法改造パワーを出そうとすると壊れる強度」という縛りの中で製品を作っています。
ですので、この悶絶レスポンス仕様でマルイの純正ハイサイクルギアではもちません。
アッサリとギアが壊れてしまいます。
という訳で、壊れない為の補強としてギア比はハイサイクルの社外強化ギアを使いました。

それ以外の内部の補強パーツの殆どは、以前のカスタム時の物が使えます。洗浄して組み直しですね!

基本的に、ギアとモーターの交換、ピストン&ギアのカット加工とハイサイクルセッティングのショートストローク化。
そして、ハイサイクルのピストンストロークに対応した、カスタムスプリングですね!

OLYMPUS DIGITAL CAMERA OLYMPUS DIGITAL CAMERA
金属ギアのカット加工は、流石にハードスチール系の丈夫なギアなんで一般の方は難しいかな?
棒やすりでは相当に厳しいです。私はベルトサンダーで削っています。
社外(SHS)のギアはシリンダーストロークが振るサイズのままなので、ショートストロークに合わせて削っています。
私の場合、マルイ純正ストロークに合わせて、3枚カット。
ピストンは3+1カットしています。

さて、中略してしまいましたが、洗浄してパチパチ組んで、完成?!
もう、マグネットコーティングのガンダムばりにスゴイ!レスポンスです。
人間の指の動きの方が追いつきません(笑
でも、ちゃんと単発で止まっています。2-3発出でしまうバースト射撃にはなりませんね!

あと、結果として「FET組みのハイサイクルセッティング」なので、連射に切り替えた場合のフルオート回転が、
以前ご紹介した「ミニミ・インストラクションワン」と同じくらいのハイサイクルになってしまっています。
…結構とんでもないセッティングだね。組んどいて言うのも何だけど、コレに撃たれたくないなぁ?。
でも、お客さには満足していただけるかと思います。
楽しんで使って下さいね!

あ、そうそう、もし、コレを読んでいる方が
「同じ仕様で、新品電動ガンを買って、イチから悶絶レスポンス仕様を作ろう!」という事でしたら、
今だったら新品電動ガンで「ハイサイクルシリーズ」を購入する事をオススメします。
高級モーター、強化ケース、メッキシリンダーなど、そのままで使える美味しいパーツが割安で入っています。
あとは、同じギア比で、丈夫なパーツに交換してバネ・ピストン・ヘッドのシリンダー周りを社外パーツに交換。
それと、今回の「キモ」である「ステップ3」を組めば、ほとんど同じ仕様になりますよ!

…そのうち、自分の私物のMP5SD5もコッソリ施工しておこう…。

さて、本日はこんな所でしょうか!
単発戦のスペシャル銃!気になった方は組み付け加工もお受けできますので、ご相談くださいませ。
現在、カスタムオーダー数が多く、現在預かっても、完成は2月になってしまいます。
カスタムご依頼を頂いて、お待たせしていらっしゃる方、本当にゴメンナサイ!頑張ります!
どうか、よろしくお願いいたしますね!

それでは、いつもの〆のご挨拶!
皆さんご一緒に!
レッツ!ガンライフ!(σ゚∀゚)σ

「番頭」でした!

   [widgets_on_pages id=2]

4 Responses to 脅威のレスポンス!インドア戦用の単発スペシャルを組んでみたよ!

    • 大和パパさま

      コメントありがとうございました!
      ええ、この銃は大和パパさんの銃ですよ!
      ゼヒ、楽しんで使って下さいね?。

  1. はじめまして。よろしくお願いします。
    今回、MP5K スタンダードを中古で購入しまして初速を90台にあげつつ若干のハイサイにしたいなと思い(初速アップとハイサイは相反してるのは解っているのですが^^;)、現在考えていてるのはSHS 13:1ハイスピードギアにメカボ軸受メタル化、スプリングがアングス0.9jにシリンダーヘッド、タペットプレート、ノズル等がどれにするか決まってないと言う状態なんですが逆にこんな風にメカボいじった方が良いよなんて言うアドバイスは無いでしょうか?
    またいずれはマルイのEG30000にしたいなとかも思ってるのですがその場合はセクターカットとかしないでポン付けするとピストンクラッシュしてしまうでしょうか?
    長くなってしまいましたが良ければ回答していただけると助かります。よろしくお願いします。

    • コメントありがとうございました。

      クルツのカスタムですね。

      おっしゃる組み合わせですと、経験則から言って結構セッティングに悩む機種ですね。

      初速に関しては、銃身の延長をしないとクルツは90までは届かないかと。
      MP5A5程度(223ミリとか)は無いと、加速しきれませんね。
      純正銃身では、80行かないですね。
      銃身が飛び出た分は、サイレンサー等でカバーすると良いでしょう。
      あと、銃身の延長に伴って、穴あきシリンダーを社外品に交換しての容量調整が必要ですね。

      あとは、13:1のギアをお使いという事でしたら、セクターカットは必須ですね。
      確実にクラッシュすると思います。
      あと、店頭での組み方のポイントとしては、SHSのギアを使う場合、
      ベベルギアだけは東京マルイの純正をあえて使っています。

      よろしくお願い致します。

      ガンコーナー 番頭より。

大和パパ へ返信する コメントをキャンセル