この時期は、♪お盆休みで?BON!BON!BON!!?♪
と何故かラップ調で謎の歌を歌ってみたくなるw「番頭」です。

ココの所、お陰さまで「ミニミのハイサイクルカスタム」の依頼やご相談が多いですね！
さて、ミニミも良いけれど、先日ブログでチョロっと書いていた「ＭＧ42」覚えていらっしゃる方もいるかな？

AGM製のMG42を「実銃と同じ（秒間20~25発）位の高回転連射を再現しよう！」
「ヒトラーの電動ノコギリを再現する試み」ってご依頼です。
実はコチラの銃。当店で「在庫の新品銃をカスタムし、コンプリート状態でお買い上げ頂く」
ってお客様と約束したのです。
金額も大きいですし、初めて試みる機種ですので、気合いが入りますね！

…んで、実際に初めて分解してみたのですが…。結構大変でした…。
ＡＧＭ製という中華系メーカーの製品なので、いわゆる「ド・中華！」って造りが満載です。
メカボックスケースがオリジナル設計でして、ケースが交換できません。
ってか、この銃ってグリップ部分がメカボックスの外装をそのまま使っていて
メカボックスに木目のグリップパネルが張ってあるって「すごい設計」でしたね。
分解するまで知りませんでした。

内部もモーターは位置調整が出来ない造りなので、モーター頭のギアの芯出し位置で調整とか、
シリンダーがマルイより数ミリ短くてマルイ系社外シリンダーを数ミリ削るという加工をしてから装着したり…etc
メンテ＆カスタムのやり難い「オリジナル設計」の部分が多く、この銃は、一般のユーザーさんではカスタムするのは大変かもしれませんね！
というか、この手の銃に慣れている、私「番頭」がかなり苦戦しましたｗ
あとは「ド・中華」系の電動ガンではお約束な部分
「宇宙人の血液みたいな謎グリスがベッチャリ」とか「現地仕様から国内パワーに合わせる為に、強引にぶった切ったバネ」とか内部構成も手直しして…。今回の内部構成は、電動給弾式のマガジンちょっとネックでした。
先日ご紹介した「ミニミ」の場合でしたら、高速連射回転に対応する為に
マルイ製の「多段マグのゼンマイ」入れたり「ミニ四駆のモーター」を入れたりと
イロイロ出来るんですけれどね…。

ＭＧ君の場合は、モーターでのダイレクト回転でして、ゼンマイを使っていません。
モーターも特殊サイズで、小店では入手できない小型のヤツ。
という訳で、マガジンが完全オリジナル設計で何もカスタム出来ないのです。
ゆえに、ある一定以上に本体側の連射回転を上げてしまうとＢＢ弾の供給が追い付かなくなります

なので、目視で電動マガジンをドライブさせて、
「秒間20発位が電動マガジン側の限界だなぁ?」という結論になりました。

そこで、秒間20発のハイサイクルっていう設定で、画像の部品を交換しました！

東京マルイのハイサイクルモーターEG30000をカット加工して装着。
ギア比がマルイのハイサイクルとほぼ同等位の社外強化ギアをカット加工して装着。
内部ピストンのストロークを高回転に対応させるためにピストンショートストローク化の加工。
長すぎる内部銃身を高回転化に合わせて、300ミリの短銃身に交換＆マルイパッキン装着
などなど、本体内部のイロイロな部分に手を入れましたよ。

前にも言いましたが、番頭の考え方の基本は「フィールドで簡単にぶっ壊れない銃！」
故障するリスクがあるチューンパーツの組み方やパーツは絶対しない。
特にこの銃は、前述の通り、メカボックスが専用設計ですから、
メカボックスが壊れてしまうと、修理パーツ用の新品メカボックスは入手できません。
壊れてしまうと、銃を動かす事が出来なくなってしまいますね。
ハイサイクルでも耐久性はマルイ製品並みに無ければ、お話になりません。
なので、今回の組み方でもメカボックスが破損するような組み合わせはしていませんね。

ですので、さらなる耐久性向上の為に、これも入れましたよ！ＳＢＤ！

過去の記事でも好評でしたが、このパーツはメカボックスのスイッチの寿命を延ばす部品です。

ＭＧ君はスイッチ周りも専用設計でして、代替品がありません。
なので、少しでも負担を掛けないように、スイッチ保護＆寿命延命の為にいれますよ。
やっぱりコレは良い物です！オススメ。

とまぁ、こんな感じでイロイロとやって完成です！
初めての銃という事でノウハウも無い手さぐり状態でしたから、3営業日は掛かりました。

さて、実際にテストをしてみましたよ。ちなみに、改造前のテストでは…。
秒間10発位、初速は60台という「ド・中華」性能でしたね。
正直、そのまま未改造でサバゲで使うには、ダメダメちゃんです。

カスタム後のテストでは、秒間20発位と狙い通りのセッティングが出せました。
もちろん、安定した給弾で、息切れなくキレイに発射されていますね。
この辺は、中華と言えど、純正のマガジンの設計が良いからでしょうね。

数字だけ言われてピンとこない方も
マルイのハイサイクルモーター。マルイのハイサイクルと同じくらいのギア比ですので、
撃った感じは「東京マルイのハイサイクルカスタムとほぼ同等位の連射回転」と言うと
皆さんにも想像しやすいですかね？

電マグの縛りが無ければ、秒間25発とか、もっと早める事も出来ますが、
マガジンが弄れないのでこれ位で連射回転速度は限界です。
でも書籍や資料によると、実銃が毎分1200発位の連射回転との事ですので、
秒間20発×60秒=毎分1200発って事で、実銃の連射回転が再現できましたね！

初速も80後半と、ゲームで有効に戦って使えるパワーとなりました！
実際に内部銃身の出た先では90チョイは出る設定にしているのですが、
外装の銃身が長く、「実際の銃身」から「外側の銃口」までの空間距離が長いので、
外側の銃口で測る、弾速計の計測位置では、これ位の80後半って数字になります。

そうそう、ＨＯＰ周りやバレル関係も当然弄ったので、今ではフツーに飛びますし狙えます。
ちゃんとゲームで遊べますよ。
初期状態の「ド・中華」のダメダメ性能からすれば「大変身！」と言って良いのではないでしょうか。

という訳で完成です。

元々それなりに高価な銃ですし、大柄の機関銃ですから、
銃本体+カスタムパーツ+工賃で13万円位になりました。
確かに高価ですが、所有満足度は相当高いかと思います。

でも、内心としては組み立てる私としては、作業が結構大変だったので…。
良い結果が出てホッとしているのも正直な気持ちですw
んで、ここまで頑張って組み上げたＭＧ42。
実はもう一本、先日のＭＧの記事の一文を見て
すでに持ち込みカスタム依頼が来ているんですよね?。

そんな訳で、ＭＧのノウハウは覚えましたので、
ＭＧの性能が我慢できない方＆苦労されている方はご相談くださいね。
大変だけど、皆さんの笑顔の為に頑張ります！

以上「番頭のＭＧ４２カスタム記事」いかがだったでしょうか？
また、面白い銃のカスタムが出来上がったら、記事にしてみたいと思います。
よろしくお願いいたします。

それでは、いつもの〆のご挨拶！
皆さんご一緒に！
レッツ！ガンライフ！(σﾟ∀ﾟ)σ

「番頭」でした！

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