幻の潜水艦「伊400」の巻!


どもっ!

CNNのニュースサイトでは先日の武蔵発見に続き、今度はハワイ沖で伊400の格納筒が発見されたというニュースが飛び込んできました!
伊400の船体自体はは2013年末にオアフ島南西沖の海底で発見されていましたが、実はまだ格納筒が未発見でした。

伊400は原潜を除く通常動力型潜水艦としては世界最大級の全長は約120mという巨大潜水艦で、大きな特徴が折り畳み式の攻撃機「晴嵐」を3機搭載可能という斬新なアイデアを採用したいわゆる「潜水空母」。当時の常識をくつがえす特殊潜水艦は米軍も終戦までその存在を知らなかったという正に日本の秘密兵器。
タミヤ1/72 愛知 M6A1 晴嵐
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潜水艦の構造として一つの細長いカプセルを中心としてそこを居住区として、魚雷ブロックやら司令塔などがくっついて構成するのですが、巨大な伊400はそのカプセルが二つ上下に連結されていて、なおかつ飛行機を収納する格納庫がまた別のカプセルとして存在するので、沈没した時にそこが離れて行方不明になったそうです。今回の発見はその格納庫が発見されたということでその模様は今晩10時からのNHK総合「歴史ヒストリア」でどうぞ。
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とそんなワケで、
日本の造船技術の至宝「伊400」のプラモデルと言えばウォーターラインなど多くのキットが出回っていてそのカタチを目にすることができますが、ヤマさんお勧めなのが

タミヤ 1/350?日本特型潜水艦 伊-400 スペシャルエディション

店頭価格5,637円

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1/350だとだいたい完成時の長さが30センチになり、ディスプレイするにもちょうどいい大きさの本キットは、表面の細かいデティールで構造を知るにももってこいの、まさに伊400を理解するには最高の模型ですね。
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複雑に入り組む軌条や水密扉のレールなどもばっちりモールドしてあり、その働きを十分に想像させます。たとえばど真ん中にまっすぐ伸びているカタパルト、実際はキットを見ると斜めにオフセットしているのがわかります。なぜ?斜めになっているか考えるのもまたキットを楽しみ方の一つではないでしょうか。
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1/350の船員たちも付いています。このパーツのおかげで伊400の大きさが実感できるというもの。
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完成後も稼働するクレーンはエッチングパーツとの組み合わせで精密さも抜群!格納筒や水密扉の内側ももちろんエッチングパーツで精密さ満点!もちろん晴嵐のプロペラまで。

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完成後も収納する3機の晴嵐の姿を見るためにクリア成形された格納筒。もちろん後ろに少し傾斜した外観を見ながら組み立てます。晴嵐はスエズ運河攻撃の時はフロートが無い状態で射出される予定であり、そこを再現するのもありですかね。

2012年まで中国に抜かれるまでは通常動力の潜水艦では世界一だった伊400。飛翔体を搭載して敵を攻撃するという戦い方の基本となった同船はのちに核ミサイルを搭載する原潜の礎になりました。その先進性のために戦後、米軍に水没処分に処されたという正に悲劇の船!

Making for fan!
作ること楽しんじゃおう!

(・ω・)ノシ

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