どもっ！男はなんでも好きなことにハマるとうんちくをしゃべりたくなるもの。
まあね。己がどれだけ好きか、どれだけディープか。バロメーターとなるから男の本能みたいなんでしょうね。

「雑誌などでよく草木でカモフラージュしたゼロ戦と紹介されることのある有名な一枚。実は南国ラバウルではあまりの暑さのためガソリンがパーコレーションを起こすため、それを防止するのに草とかを日よけに使っているのがどうやら真相のようだ。」
おっと、うんちくしてしまった。

そんなわけで今日は料理や車など、今やうんちくマンガはいろいろと出回ってますがとうとうモデラー歓喜の一冊が刊行されました。

KADOKAWA　マンガ・うんちくプラモデル　岡本一広(著)

定価998円＋税

残念ながらケイホビーは取り扱っていないのご注意を！

雲竹雄三のマンガ・うんちくシリーズの最新刊！今回はかなりのスキマだと思いますがプラモ編。今までの「サバイバル編」や「ラーメン編」「マンガ編」なんて知っていれば一般の人に自慢できますがテーマがプラモなんて・・・。飲み会の席で「「ラーメン二郎」は、もともと「ラーメン次郎」という店名だっただが、70年代に移転の際、ペンキ屋が看板に「二郎」間違ったことからそのまま店名となった。」なんて言ったら「へぇー」がたくさん付くかもしれませんが、「パーフェクトガンダムのデザインは当時のアニメーター、板野一郎。」とか、「飛ぶこと以外なんでもできると言われたキットはレベルの1/40スカイレーダー。」なんて言ってもアナタ、周りにモデラーがいなければせっかく得た知識は無駄に・・・。

しかし、そんなつまらないことを抜きにしてもこの本は笑えます。ストーリー展開はもちろん、プラモあるあるネタなどモデラーなら誰でもニヤリとしてしまうシーンが満載。また出戻りモデラーを主なターゲットにしているだけあり、昔のプラモネタから最新の1/144ネオジオング話まで、もちろんテクニック、素材や最近の模型の動向まで幅広く網羅。これらを一冊にまとめ、どんなジャンルのモデラーでも手元に置きたい本に仕上がっています。
しかし、著者の岡本さん、ご自身も当然モデラーなワケで、その画風がどこかで見たなぁ?と思ったら、HIQパーツのあのマンガなんですね。

「ホビーショップのランナさん」
なぜかドSな女性モデラー・ランナさんと17歳、模型初心者パチ夫くんが繰り広げるタメになる模型テクニック解説まんが。すでに初心者＝女子という先入観を打ち破った斬新な設定は何年も先を行っている。だれかランナさんのフィギュア作ってくれ！

今日のAT-ST

今回のバンダイのキット化でうれしいポイントはやはりコクピットの完全再現ではないでしょうか。公式設定資料集そのままの再現度。塗り分けをきちんとするともっと見栄えがするでしょう。上面をネオジム磁石などで脱着可能にすれば、この精密なコクピットがいつでも拝めるようになるぞ！

さて次回をお楽しみに・・・・。