どもっ!タモリ倶楽部見続けて20年以上、まだ一回も「空耳アワー」に投稿したことありません。ケイホビーのいつかはジオラマビルダーのヤマさんです。
昨夜は録画した「タモリ倶楽部」を見ていてどこかで見た風景かと思ったら巣鴨。なんと、さかつうギャラリーさんを舞台にしたジオラマの回でした。まあ、タモリ倶楽部は前から文化系趣味をよく取り上げることで有名ですが、今回はアフターパーツでケイホビーもお世話になっているさかつうギャラリーさんなだけにビックリしてしまいました。 昔はよく個人的にスロットカーでお世話になってましたね。
その回の撮影裏話は、出演していたジオラマビルダーの荒木さんのブログに書かれています。そちらもよろしく。
昔はジオラマなんてプラモデルとペアで考えられていたけど、今では立派な単独のホビーとしてそのジャンルが確立している気がします。最近では材料や素材が充実してますからね。ジオラマに限らずプラモもそうですが、模型趣味の醍醐味は色々と考えて試行錯誤して実物を小さい世界に表現するのは人々に驚きと喜びを与えるのがいいですよね。今日もいろいろ考え続けています。
ヤマさん流「丸太の作り方」
さて、今日のブログネタはもちろん「ジオラマ関係の話」
今日も快調にフューリーコンペに向けてシャーマンを作っていると「キットにはないものを作る」という壁にぶち当たるので、どういう風に再現するのか色々と試行錯誤しなければなりません。今回はEZ8のフューリーをフューリーたらしめているアイコン「丸太」
キットに付属してない分どう表現するか思案のしどころ。本物の木だとなかなかちょうど良いものが見当たらないし、太さもスケール換算で4ミリくらいなのでイメージにピッタリなのが先週から考えているけどなかなかね。こうなると自作の線でいかないと。
で考えたのが、こちらのプラ棒。プラ棒にパテを塗りつけて木目テクスチャーをつけると言う技法で再現。劇中で出てくるまっすぐな丸太ならいいかな。
映画の画像と見比べて大体4ミリと見当したのでウェーブの4ミリプラパイプに決定!
後はご存知タミヤのパテとこれにクレオスのセメントSを足して溶きパテを作ります。別にタミヤのラッカーシンナーでもいいですよ。
そして、ペタペタと溶きパテで塗っていきます。この時に注意するのは木と平行に木目を描くように、時には筆をたたきつけるように、単調にならないように筆を動かします。たまに毛羽立ったパテがいいテクスチャ具合を醸し出します。
で、拡大したのがコチラ
なかなかいい木目っぷりがでてますかね?パテで厚く覆うよりところどころ下地のプラパイプが覗くぐらいがスケール的に「丸太」に見える気がします。
そして塗装に入ります。下地はマホガニーですが、それ一色だと単調になるので濃淡を付けた上にクリアーオレンジで、適度なツヤ(木が持つみずみずしさ)とそれぞれの木の色味を再現します。
ねっ!プラパイプでしょ。
先ほどのジオラマの話ではないですけど、身の回りの物や素材など工夫して再現するのは楽しいですね。番組に出演していた荒木さんも作品の朽ちた漁船もささくれ感を出すために紙で作ったとか。自分が考えた技などがぴったり合うとそれはうれしいですね。そういえば今日は本物の錆から「錆粉」を取り出したスタッフがいましたよ。さすがに錆表現がリアルでした。