どもっ!「ワールド オブ タンクス・ブリッツ」やり始めてからもう半年以上。今ではやっとM46パットンまできました。あとアメリカ技術ツリーの最後M48パットンまでもう一息。
命中率66.20%のケイホビーのパンツァーフロント世代のケイモデラーことヤマさんです。どんな場所でもちょっと一戦する姿はカミさんにあきれられていますが、ここまで来ると面白いですね。IDからして若い人とタッグを組んで敵を撃破するのはなかなかスカッとします。どなたかヤマさんと小隊組んでみませんか?
このゲームの面白いところは戦場に登場しなかった戦車たちがゲームの架空世界とは言え、現役で登場するところですよ。後から実装された史上最大の戦車と言われるドイツ軍のマウスなんてそれは、それは、デカいし硬いです。動きが遅いのですが、照準器越しに砲身と目が合うと一発昇天なんて事態に。あの巨体をうまく運用すれば連合軍を恐怖のるつぼに。なんて妄想してしまいます。「ワールド オブ タンクス」のゲームをすると戦車の進化の歴史がよく分かるんですが最初、あんな小さい戦車がどんどん戦場の要求で大きくなっていって、恐竜的進化を進めていくんですが最後に戦車はどんな大きさになるんだろうと思っていると、中国系プラモメーカー「タコム」からこんな最新情報が飛び込んできました。
TAKOM 1/144 P-1000 Landkreuzer & Maus combo キット
日本発売未定
重量約1,000トン。マウスでさえ190トンくらいですからその大きさ、重さが破格の戦車。ドイツ語でLandkreuzer つまり「陸上戦艦」の名前を持つというここまで来ると、戦車以上の「何か」という超兵器ですね。戦艦シャルンホルスト級の主砲である28cm 3連装砲から一本抜いて2連装砲塔を搭載。名称は「ラッテ」英語でいうと「ラット」ですよね。キットはマウスとこのラッテのコンボキットだそうで、ラッテの全長35m全幅14mから推測するに1/144スケールで長さ約24cm幅が約10?というなかなかのキット。それに同スケールのマウスが付属。その馬鹿でかさを実感できる内容となっています。こんだけデカいと動けないと思いきや時速40キロで走行して河を渡るためにシュノケールを付けたりとそれなりに考えていたらしい。ヒットラーがこの計画をいたく気に入っていたらしいけど1944年に軍需大臣アルベルト・シュペーアによって計画の中止が言い渡されたそうです。
高さは11メートル。三階建てのビル相当で、内部は構造的に砲塔部を含め3層に分かれていたそうです。意外と天井は高い。前面の装甲は36センチこんな調子だからそりゃあ重くもなるって。この巨体を動かすパワープラントは魚雷艇用のダイムラー・ベンツ MB501 20気筒 ディーゼルエンジンが8台。さぞやそのエンジンルームは壮観な眺めになったことでしょう。
迷彩パターンは2種類。おそらく箱絵からするとMigプロダクションから特別色でもでるのでしょうか。1/144でのボリュームを考えるとしっかり塗装を考えないと1/35のAFVと間違えられてしまいそう。塗装で巨大感を演出するのが作品のキモとなるのでは。
一見、突拍子のない超戦車ラッテはドイツが巨大列車砲「ドーラ」や最初の大陸間弾道弾「V-2」を作り上げた技術力があるドイツにとって十分、実現可能だったと思ったのでしょう。ですがさすがにお金のかかりすぎと言う点でシュペーアによってダメだしされたのはおもしろいところ。やはりどんな計画でも対費用効果は考えなければいけないのは古今東西同じですね。