どもっ!毎年、行われる恐竜展が大好きなケイホビーの生きてる化石モデラーことヤマさんです。
生きていた生物が石になる化石はロマンあふれますね。そんな古生物マニアが胸を熱くするのが「バージェス頁岩の生物群」。進化の系統樹からなんでこんな形をしているのか分からないといった生物が沢山発見されています。
兵器の進化の系統樹もそんな生物進化とちょっとリンクしたところがありますね。
そんなミリタリー界の「バージェス頁岩の生物群」ならぬ「バージェスのウェポン群」を販売しているのが台湾プラモデルメーカー、AFVクラブからの新ブランド
「ディン‐ハオホビー」
戦争系のゲームには「ツリー」という兵器進化の系統樹の概念があるんですが、その系統樹からはずれた一見すると「なにこれ」的なキットが本日入荷してきました。
ディン‐ハオホビー 1/35 M3A3 with Flak 38
店頭価格5,637円
なにこれその1
まるでM3の車体に大きく耳を広げたブラックデビルみたな上がついた。どうしてこうなったか分かりません。
正解
みなさんもご存知のパルチザン。大戦の後半はゲリラというより立派な軍として組織立っていました。ユーゴスラビアのパルチザンはユーゴスラビア人民解放軍と名乗りイギリス支援のM3A3の車体にドイツからぶんどったFlak38四連対空機関砲をそのまま載せました。
ディン‐ハオホビー 1/35 M3A3 with PaK 40
店頭価格5,637円
なにこれ2
Pak40ってドイツのマーダーに載っているのではないですか?どうしてこうなったか分かりません。しかものっぽだし。
答え
1944年11月、イギリス軍に支援されたユーゴスラビア第1戦車旅団の一部は砲塔を撤去し、ドイツ軍から捕獲した7.5 cm PaK 40を搭載しました。これらはおそらくユーゴスラビアのパルチザンは自前の軍需工場を持っていたのでそこで改造したのではないでしょうか?
てなワケで他にもちょっと変わったAFVが大集合してきました。
ディン‐ハオのボックスアートは他社と違い上級モデラーが製作した写真が使われていて、「負けられない!」高いモチベーションを発揮できそう。
箱のサイドにも最上級者向きとの断り書きが、でも趣味なんですから中級者でもチャレンジする価値は十分にあると思います。