デコパージュ台が入荷しました。


どもっ!「模型のデキはディスプレイ台で9割決まる」それはほんとか、うそか。ちょっと気になるケイホビーのジオラマベーシスト・モデラーことヤマさんです。

今日は今も昔も完成品をディスプレーするのに定番品、「デコパージュ台」が大量入荷してきました。もともと「デコパージュ」はイタリア発祥の工芸品から始まった技法。元々は紙に描かれて絵を切り抜いて家具に貼りつけるところからスタートしましたが、今はそのベースはモデラーにとってなくてはならないもの。ヤマさんの記憶だと1970年代ぐらいから「デコパ」の台をジオラマに使うなんて話が出始めてきました。当時は「デコパ」なんてあまり手にはいらず場合によってはキット以上に値段がしたような。今では100均でも手に入るような時代になりました。イイ時代ですね。もちろんケイホビーでもプラモに合うサイズ各種取り揃えました。
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そこで今日のブログネタは

ケイホビー流デコパージュ台の仕上げ方

さて、今ではジオラマに使うデコパージュの台の塗装や仕上げ方などブログなどでだいぶ見かけるようになりました。大体そこでは皆さん、木工用の砥の粉やニスなどで仕上げる仕方が説明してありますよね。ケイホビーのジオラマベーシスト・ヤマさんとしては模型店らしいアプローチで仕上げてみました。

材料は模型店で手に入りやすいもので

木工用の材料はどちらかというとホームセンターにあったりして、「あっ!買い忘れた」とか「実は模型屋より遠いよ?。」なんて時に結構おっくうになってしまう。ということにならないためにも(?)全部、材料は模型屋さんで揃えられるものでやってみました。
まずはベースを用意します。この場合は

カワイの飾り台P-6

店頭価格302円

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そして、ヤスる前に砥の粉代わりにサーフェーサーを使います。砥の粉は木材の繊維の断面をふさぎ塗料が木材に吸収されないようにする目止材。この処理をしないといくら塗装しても艶が出なくなってしまいます。

クレオス Mr.溶きパテ

店頭価格324円

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結構、おおざっぱで大丈夫。しかし、繊維の断面にあたる部分はしっかりとコーティングするぐらいに塗布します。この時、あまりこまかい番手を使うと吸い込まれてしまいます。500番くらいかな。
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そして、乾燥させてよく磨きます。320番のペーパーを使用。そんなに気にすることもないでしょう。
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ここで乾燥機で乾燥させながら3時間くらいでしょうか。そしてお次が塗装です。ここで皆さんニスとか木工用塗料とか連想しますがやはり模型店で手に入る塗料を使います。

クレオス GX109 GXクリアブラウン

店頭価格280円

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そして、これでエアブラシで吹きます。吹きます。
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車のボディーとかと違い色を重ねてもそのムラがいい雰囲気を醸し出す。重ねるたびに薄いブラウンから濃いブラウンへと・・・。
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このくらいになったら次はクリアーを重ね吹き。5回位かな。カーモデルみたいに神経質にならずにとても楽に作業します。
一晩乾燥機で乾燥させた後、ペーパーがけをします。800番くらい。
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ガシガシ、あとはタミヤのコンパウンドとかで磨きあげます。
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すると、このようにピカピカの鏡面仕上げ。まるで伝統工芸品か高級家具かと見まごう。
とこんな感じでお手軽に完成しました。この方式なら余った材料、サフとか塗料をプラモ製作時にも使い回しができますね。しかも塗料がラッカー系なら色数、技法も豊富だし、蛍光色や金属色なんてビビットなジオラマベースが完成しますね。

さて、冒頭の話は本当かどうか?試してみましょう。
どうです。この素のストラクチャー模型。
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そしてこれを完成したデコパの台の上に・・・・。

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ほら、なんか違うでしょ。高級感が増しました。

それではみなさん!明日はプラモでHappy Modeling See You!ーヾ(*ΦωΦ)ノ

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