どもっ！ずいぶんと今日は涼しくなってしまいました。雨のせいでもあるし、そうそう昨日から関東でも梅雨入りだそうでますますプラモづくりの環境が厳しくなってきました。ケイホビーの作業部屋にはエアコンが付いていない方のケイモデラー、ヤマさんです。雨が激しいと窓にひさしが付いてないので開けられないし、昨日も汗だくでプラモ作ってました。エアコン欲し?ぃ。さて、こうジメジメしていると、日本ではとりあえずエアブラシの塗装作業などは一休みして、他の工程に取り掛かるのも良いのでは。今日のブログはそんな時にピッタリの本の紹介です。

新紀元社刊　エッチング＆金属パーツの教科書（スケールモデルファンVol.16）

店頭価格1,404円

もうエッチングパーツ自体が珍しくもなくなった現在、ヤマさんは結構、自己流でエッチングパーツを組み立てること多い。まぁ、作るジャンルがカーモデルということもあってどちらかと言うと切るだけが多かった。いつかバリバリの艦船のエッチングデテールアップ作品を作ろうと日々思っているんだけど、実際そうなると「使う接着剤は？」「長い構造物の箱組みは？」「便利な道具は？」と取り組む前にリサーチが必要なんだけど、そんな時こそ、この一冊！全体の構成が「AIR編」「SHIP編」「AFV編」の三部構成。それぞれ、どのようにエッチングパーツや金属パーツを使うのか作例を中心に具体的に説明してあってとても親切。エッチングパーツをアールをつけて曲げるにはどうすればいいか。通常の曲げ方以外にも便利な道具の紹介がのっている。左のペンチは「ヤングのプライヤー」と呼ばれている専門工具だそうです。ちょっと欲しいかも。マストの組み上げ方、砲の効率のよい組み込み方など作る前に一度、目を通しておきたいワンポイントがもりだくさん。どんなシチュエーションでどの瞬接を使うかなどためになる。 AFVでは小さい蝶番のパーツから金属製キャタピラまでどんな感じで取り扱うかを細かく取り上げているのでとても参考になります。空物として秀逸はDHー２のエッチングスケルトンモデル。これ一品でも御馳走様な出来なんですが、エッチングで骨組みをどう効率的に組み上げかが塗装のワンポイントと一緒に紹介されています。普通、この手の記事はサブ的に扱われることも多く、ここまでエッチングや金属パーツの事をクローズアップしたハウツー本は少ないと思います。まさに教科書にふさわしい一冊ではないでしょうか。