ホビーボス　F4F-3S ワイルドキャットフィッシュ

店頭価格6,318円

のご紹介！

第二次大戦ではゼロ戦のよきライバルと評されるワイルドキャット。みなさんはフロート付きのワイルドキャットがあったのをご存知ですか。本機は航空機の歴史から見るとあまり大した活躍もなかったようですが、その珍しい形ゆえに通好みの逸品と言えるのではないでしょうか。
当時の日本海軍の戦略の一つに南の島に進出するときに滑走路が完成するまでの間、またはない地域でも戦闘機が活躍できるようにと天然の滑走路、海に注目して零戦にフロートを付けた戦闘機二式水戦が完成しました。そしてのこのワイルドキャットのフロート付きは、ライバルの零戦「二式水戦」にインスパイアされて製造されました。まるで「友達とお揃いのじゃなきゃいやだー」的な、ライバル零戦とことを同じくしたワイルドキャットですが、試作した段階でやはり２つのフロートが致命的なのかあっちこっちに安定性を向上させるフィンを取り付けましたが、性能的にも2割低下という結果に。一時はF3F-7なんて名前で100機を生産する予定でしたがそのころには海軍の設営部隊の能力が日本と比較にならないほどに向上したから必要なくなったちゃった。（日本軍と違い機械化であっという間に滑走路を作ってしまうのは有名な話。）そして歴史ではこの一機だけで終わっちゃう。さしずめ「アメリカの幻の兵器」と言えばなんか強そーっ。

さてそんなマイナー機をホビーボスがキット化。昔はワイルドキャットのコンバージョンキットとしてレジンキット（フロートのみ）が発売されていましたが。新しいフォーマットと一緒になってフロートまるまるキット化されたのはうれしいところ。

ホビーボスの最近のキットはとにかくシャープに、薄く出来てます。サフの使用はよくよく考えた方がいいかも。

でもなかなか実機の「らしさ」を表現していてよいです。

パーツの細やかさなんて、日本メーカーに引けを取らない。

翼の後縁が薄くて少し透けるくらいのシャープさ。非常に日本的。

アメリカ海軍では正式配備の暁には「ワイルドキャットフィッシュ」なんて名前を付けようとしていたらしいんですが、「キャットフィッシュ」とは「ナマズ」のこと。つまりワイルドキャットにかけているわけで「野性的なナマズ」う?ん。ちょっとかわいい。

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