昭和の名車「サニートラック」入荷!


1967年、ニッサンの小型車ブランド「ダットサン」からサニーのバリエーションモデル「サニートラック」が発売されました。好評の後1971年、2回目のモデルチェンジを施された後、2代目サニトラは1994年の生産終了まで23年という長きにわたり大変稀有なロングセラーカーとして日本車市場に輝いたのでした。

どもっ!いつの間にかサニトラより年を取ってしまった、昨日、群馬のトヨタディーラーで「パブトラ」を目撃したケイホビーのケイモデラーヤマさんです。

今日、取り上げるブログネタは待ちに待った「サニトラ」が発売になりました。

ハセガワ 1/24 サニートラック ロングボディー

店頭価格3,110円

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同一車種がほとんど外見を変えずに23年間、海外生産分を含めると35年間もの間活躍したのは日本車の中では非常に珍しい部類に入るのでは。
ケイホビーの若いスタッフなんて存在自体あまり知らないのでは?ではどのくらいの間、そのデザインコンセプトがどうキープされ続けたのかご覧ください。

ハセガワ 1/24 フェアレディ―Z 240ZG

店頭価格2,430円

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サニトラ2代目が発表された71年、フェアレディ―Z 240ZGが発売!この当時のデザインテイスト「直線と曲線」が時代の最先端でした。当時はボディーは「鉄板」が主流ですからプレス加工でキャラクターラインを構成しなければならず今の目から見たらかなりさっぱり感は否めませんね。

フジミ 1/24 フェアレディ―Z ヴァージョンS

店頭価格1,555円

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その後、フェアレディ―Zは何回かモデルチェンジを繰り返します。そして時は1994年。4代目Z32はサニトラ国内販売終了時のフェアレディ―Z。この時代は自動車のボディーはプラスチック成型品で多くが構成されるようになり、当時は「流面形」なんて言われていたくらい曲面で構成されるデザインに。今の目から見ても現代とデザインテイストが共通する箇所があります。ただ80年代後期から90年代初期に渡って時代は「レトロブーム」を迎え、自動車界ではニッサンBe-1などのパイクカーに見られるレトロデザインが大受けしました。そんな中「サニトラ」はある意味タイムカプセルから出てきたようなデザインシルエットを持つ車として当時はナウなヤングに受けました。そんな時代の風潮がサニトラのロングモデルサイクルを支えていたに違いありません。

さて今では豊富な玉数で未だ現役で走る「サニトラ」をよく見ます。このキットも「走り屋」系にするか「カスタム」系にするかはたまた「はたらく車」系にするかが悩みどころ。

ではキットレビューと行きましょう。

もともとは2シーターなトラックタイプなだけに一般的な箱車に比べてシンプルな作りがキットのパーツ構成にも現れています。細かい分割のわりにはあまり圧倒感もなく作りやすさも感じます。
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一つ一つの部品で車を組み上げる疑似体験が出来そうな絶妙なパーツ分割。ショックは長短2通りのチョイスができます。
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パーツの幾つかが説明書では不要パーツとして記されていますが、クラッシックなミラーやアイアンメッキバンパーが不要と言うことは今後、前期型がでる予定ではないでしょうか?
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やはり小型車サニー。塗装途中のZと比べてもこじんまりしていますね。変わったところにアオリの内面板が配置されています。ここにもコストに配慮された設計が。
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シート、ホイールが共通部品で2つの同じランナーに収められている。金型が一つで済むようにというコストの事も計算してのこと?
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ヒケもなくシートの自然なたるみ具合がいい感じ。「ワタナベ」のホイールも決まっています。
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正に働く車のアイコン「ロープ引っかけフック」は省略なしの別パーツ。ここがハセガワのこだわりか?荷室内面のプレス部分、微妙に後ろに向かってカーブしてます。このカーブがサニトラ独特のレトロ感を演出します。よく再現していますね。
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運転席、メータ回り、ハンドル部分メリハリのあるデティールで再現。後付けクーラーもばっちり表現。昔はクーラーが別に付いていたなんて知らない人も割と多いのでは。

フジミ 1/24 NRチューニングパーツ

店頭価格972円

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レトロレーシーな走り屋系ならこちらの改造パーツを。

それではみなさん!明日はプラモでHappy Modeling See You!ーヾ(*ΦωΦ)ノ

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