取付位置って大事!?~前後編~


こんばんは、スコープやダットサイトからてっぽうを生やす事もしばしば「スケキヨ」です。
たまーにあるんですよねぇ・・・てっぽうの改装(?)で外したダットサイトが余っていたりして「ああこのダットあのてっぽうに付けたら似合うなぁー」とか、「おお!このダットサイト良い!買っちゃおう!!どのてっぽうに載せるかは後で考えよう!」とか。
うん、まあそういう道楽なんでしょう、きっと。

さてさて、昨夜の当ブログでは「ダットサイト(光学機器)の取り付け位置の高さ」のお話をさせて頂きました。
本日は、その続編ってコトで「前後位置」について。

まずは「スコープ」から。

倍率のある「スコープ」は取り付ける際の前後位置はそれなりにシビアになります。

↑の画像の「目と接眼レンズの距離」が重要になります。
「アイレリーフ」と言い、機種によって様々ですが一般的なスコープの場合「4~10cm」位の間になっています。
このアイレリーフが正しくなる様にマウントされていれば(&正しく構えられていれば)・・・

↑このように視界とスコープの内壁(?)がクッキリと見えます。(肉眼とカメラのレンズ越しだとチョット見え方が変わってしまいますが・・・)


こんな風に覗き込んじゃったり・・・


やたらと離れてしまったり・・・

で、アイレリーフがちゃんと確保されていないと・・・

↑こんな風に視界の周囲が黒い影のようなモヤっと見えてしまいます。

搭載位置についてはフォームによる個人差も出てきますので「ココ!」とか「ココから○cm!」みたいに客観的に特定は難しいのです。

ただし、当たり前ですが基本的にてっぽう本体、マウントベース、スコープはいずれも「正しく(平均的な)フォームで構える」前提で設計されていますので、極端に独特なフォームになっている場合等は対応出来ない場合もございます。

お次は「ダットサイト」!!

こちらは「アイレリーフ」はまったく気にしなくてOK!!

こんな風にグッと銃口寄りにマウントしてもOK!!

どちらにもメリット・デメリットはあります。
例えば「光点の見え方」。

↑は「手前寄り」を再現した位置ですね。

光点の左上にある木板のフシ(黒い点)にご注目。
だいたい、光点よりちょっと大きい位に見えますね。

でお次は

極端ですが「銃口寄り」を再現しています。(見やすい様にズームして撮影しています)

ダットサイト本体の左にあるのが先程の「木板のフシ(黒い点)」です。
ダットサイト(レンズ自体)は当然小さく見える様になりますが、光点と木板のフシ(黒い点)サイズ比較でみると、先程と同じ位の差にみえますね。
つまり「ダットサイトの搭載位置に関わらず光点は同じサイズに見える」ってコトなんです。

んで、ココが悩みドコロ!(気にしなければそれまでなんですが・・・)
・「銃口寄り」の方が周辺視野は確保しやすい。
・「銃口寄り」の方がレンズと光点のサイズ差が少ないのでより精度の高いサイティングがしやすい。
この2点はかなり大きなアドバンテージになるんですよねー(*^_^*)
ただし・・・それなりにデメリットも・・・「手前寄り」のメリットと合わせてご紹介します。

・前方が重くなることで取回しにくくなる。
・機種や取り付け方法にもよりますが、ハンドガード上にマウントした場合等はガタツキや歪みでサイトがずれる。
・「手前寄り」の方が「レンズ内の視界」は広く「的周辺の視界は確保しやすい」
・「手前寄り」の方が見出しが良い。(特に不慣れな方は「銃口寄り」だと光点を見失いやすいのです。)

なので・・・

個人的にはやはり「手前寄り」がオススメ!
M4シリーズで言えば「マガジンの真上あたり」~「リアサイト前あたり」が良いかと思います。
あまり手前過ぎても、ゴーグルに干渉したりバックアップサイトが使えなかったりしますので、その辺りはお好みで。

特にスコープの場合は、「安定したフォームで構える」とセットで考えて頂くとより効果的!
その辺りもお気軽にご相談下さいね!

さて、本日はこの辺で!!

でわまた!!

 

 

 

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