こんばんは、ハイキャパニスト「スケキヨ」です。
もう10年以上前ですが、東京マルイさんからガスブローバックハンドガン「ハイキャパ5.1」が発売されました。
以降、サバゲ用その1、サバゲ用その2、シュティングマッチ用その1、シュティングマッチ用その2と多い時で4丁同時進行で愛用していました。
当然、使いまくって消耗したり、思いつきでカスタムして「ああ、直すより買い換えた方が・・・」になったりと、一体何丁買ったか・・・
以前、自分のジャンクBOX(通称「いつか使うかも?BOX」)の整理をしていたら、どう考えても10丁はバラしていないと計算が合わない内容のパーツの山が・・・
さてさて、そんなハイキャパニストがお送りします本日のお題は・・・・
東京マルイ社製 電動ハンドガン「ハイキャパE」をカスタムしよう!!です!!!
東京マルイ社製 電動ハンドガン「ハイキャパE」¥15.357
サバゲーマーさんを中心に高い人気を誇る「電動ハンドガン」シリーズ!
特に、ガスガンは不調になりやすい冬場には重宝しますね!
中でも「ハイキャパE」は設計が新しく、以前のモデルよりトリガーのタッチやレスポンスが向上しており、非常に使いやすいモデルになっています。
ですが、やはりネックになってくるのは・・・
その初速(パワー)ですね。
0.2g弾で66m/s
今回はもう少しパワーを出して、より高性能な1丁に仕立ててあげましょう!!
よく勘違いされやすいのですが、パワーで出ていれば「高性能」ではありません。
ですが、性能を考える上では「パワーも性能に係わる大きな要因の1つ」に違いはありません。
では、ノーマルでも十分に「高性能ですよ!」と言える電動ハンドガンをなぜパワーUPするのか?ですが・・
1・発射から、着弾までのタイムラグが大きく、サバゲ等ではBB弾が届くまでに相手が移動してしまい当たらない。
2・パワーがあれば中、遠距離でBB弾が空気抵抗に負けて弾道が曲がる事が少なくなる。
3・基本的な飛距離が伸びる。
というワケで・・・
今回ご用意しましたのは↑の4点!
アングス社製「EXパワースプリング」¥1.263
LAYLAX社製「ハンドガンバレル・ハイキャパE用」¥3.110
LAYLAX社製「電動フィクスド フルシリンダー」¥1.555
フリーダムアート社製「サイレンサーアダプター」¥3.402
サイレンサーアダプターは、まあ「せっかくだし・・・」という思い付きで採用!
ではカスタム開始!!
まずは、カスタムの基本!
「マガジン・バッテリーを外す!」今回は新品を使いますので、確認するまでもないのですが、意外とウッカリしてしまう事があります。
ハンドガンに限らず、思わぬ暴発や、電動ならバッテリーのショート等の事故も有りえますのでご用心!!
では分解を始めましょう・・・・
と、一通りご紹介していると、エライ事(※)になってしまいますので、詳しくはコチラ!!
(※当初全部やるつもりでしたが、終わってみると50枚以上の画像になってしまい、断念!)
ホビージャパン社 アームズマガジン別冊「トイガン解体新書・決定版」¥2.000
コチラに「ハイキャパE」の分解手順も掲載されておりますので、是非ご参照下さい!
左右のグリップパネルを外すのですが、強力な両面テープで付いていますので、カッター等の薄いもので、隙間を作ってから剥がしていきます。
無理に力を入れると、フレームやグリップパネルが歪んだり破損したりしてしまいますので、少しずつゆっくり剥がします。
指が入る位まで開くと、内部に半透明の白い両面テープが見えますので、そのテープにパーツクリーナーをチョット吹き付けてあげると、接着成分が溶けて一時的に接着力が弱まり剥がれやすくなります。
(上手く画像が撮れませんでした・・・)
反対側も同様に剥がします。
セーフティーレバーの分解ですが、↑の反対側の六角ネジを外すとこちら側も外せますが・・・
赤丸内に「プランジャー」と「プランジャースプリング」という小さなパーツがありますので、それらを飛ばさない様に注意!!
↑コレ。
メカBOXの分解には「トルクス」という特殊ビスを抜かなくてはなりません。
赤矢印のネジですね。
ココは「T6」という小さいサイズ。
他に更に小さい「T4」というネジがあります。
↑このネジは「T4」ですね。
ココでポイント!・・・このネジに限りませんが、ネジを回す時の基本は「押す(赤矢印)8割」「回す(水色矢印)2割」で力をかけるコト!!
特に固く締まっている時や、今回の様に小さいネジの時は意識しておかないと、ネジの頭が潰れてしまう「ナメる」という状態になってしまい、最悪の場合はホントにネジが外れなくなってしまいます!!
お次はインナーバレル交換。
うあ・・・ピンボケ・・・
インナーバレルを抜く際は、赤矢印のトコロに注目!
このギザギザのリングはHOPーUPの調整ダイヤルなんですが、このダイヤルをHOP最弱のトコロに持って行っておきましょう。
そうしないと、インナーバレルを固定しているパーツが外せませんよ~
うう・・・またピンボケ・・・
インナーバレルを固定しているパーツを抜いたら、上のアームに注意!!
中に小さなスプリングが入ってマス。
経験上、「ピンッ!!」と飛んで行く可能性は低いですが、作業中に紛失すると面倒なので、あらかじめ外しておきましょう!
LAYLAX社製のインナーバレルにパッキンを取り付けます。
ココは、意外と意見が割れる事があるのですが、あっしはバレルにシリコンスプレーで、ほんの一瞬ヒト吹き、バレル内部には入らない様に。
パッキンの外側にもシリコンスプレーかグリスをチョット多めに。
コレは、こうした方が「スムーズに装着できる」のと「組み付け時、射撃時に歪んだパッキンがスムーズに元の位置に復帰する」ことを狙っての作業です。
さて、インナーバレルが外れているうちに銃口部もフリーダムアート社製「サイレンサーアダプター」に交換!
あとは元通りの組み直して完成!!
はい!初速も82m/sまでUP!!
これならストレスなく戦えますね!!
ちなみにですが・・・
ノーマルより強いスプリングを使用しておりますので、このカスタム後はリポバッテリーでの駆動を推奨します。
ノーマルバッテリーでも動かない訳ではないのですが、トリガーを引いてから発射までのレスポンスがかなり悪化しますので、結構「本末転倒」な結果になってしまいますので、ご注意を!!
長くなってしまいましたが、本日はこの辺で!!
今回製作した「ハイキャパE」はカスタムコンプリートとして店頭に並べておきますね!
お値段は・・・・
今回は工賃サービス!!端数切捨て!!¥24.000にて!!
一丁のみですよーお早目に!!
一通り内部、外装パーツは既に用意してあるのに、肝心の「ハイキャパE」はまだ持っていなかった!!ウッカリ者の「スケキヨ」でした!!
でわまた!!
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射撃時の音はカスタム前と比べて大きくなったりしましたか?
コメントありがとうございます。
射撃音ですが、ノーマルと比較すると、やや大きくなりますが、
「うるさくなった」と言うほどではないかと思います。
あくまで私個人の主観ですが、ご参考になればと思います。
ハイキャパEは元々フルシリンダーなので、交換しても意味がないのではないでしょうか。
それとも何かしら違いがあるのですか。
ツガワ様
ご質問ありがとうございます。
おっしゃる通り「空気容量」という面では変化はございません。
ですが、LAYLAX社製のシリンダーは「無電解テフロンニッケルコーティング」というコーティングが施されており、
作動時の抵抗を減らす効果がございます。
当店にてテストを行ったところ、もちろん絶大な効果というものでは無く若干ではありますが、初速向上や初速の安定がございました。
今回のシリンダーに限らず、内部チューンはひとつひとつの部品の若干の変化を組み合わせて行くものと考えております。
ですので、当店といたしましてはスプリング交換等でメカBOXを開く機会があれば合わせての装着をお勧めしております。