チョット変わった電動ガンをカスタム!「G&G M4ウピウピ隊バージョン」編


こんばんは!「番頭」です。
今日、通勤途中の田んぼで稲刈りが始まっていました。もう秋なんですね!
でも、まだまだ暑いので油断は出来ませんが、季節の流れを感じますね。

さて、今日のガンコーナーは、特別な入荷アイテムが無かったので
どうしようかなぁ~?と見て回ってみたのですが…。

最近、中古品が数多く買取が入ってきていますね!
ありがたいコトに、最近のガンコーナー中古品は、ナカナカの充実っプリですよ!
ガン本体はモチロンの事。マガジン、迷彩服やベストなどの装備品も色々入ってマス。

こう充実してくると、偶々同じ機種がダブりになってしまったりする事もあるのですが、
ダブった機種は、店頭販売価格を大幅に値下げしたりする事も多いのでそういう意味でも
今はチャンスですね!

例えば、中古の電動ガンPSG-1が…!?


税込で2万切ってる!メッチャ安くなってます!


他にも珍しい中古アイテムとしては、M60とか、M249の中古電動ガンだって今ならあります。
とまぁ、これ以外にも色々と、中古アイテムが入荷となっておりますが…。
今回、私が目を引いた中古アイテムがコチラ!


「CM16 MOD 0 UPI」小店販売価格¥39.800- 全世界300丁限定! 日本国内では70丁限定!!

おー!?コレは珍しいアイテムですね!
今から、4年ほど前に限定販売された「ピンクのM4」
専門雑誌「アームズマガジン」との連動企画で販売された「ウピウピ隊仕様」
ピンクのM4は、かなり人気があったねー。

専用のピンクのシートにサイン入りブロマイド付き。流石のアイドルちゃん仕様。


箱も専用の限定仕様でした。
コチラ当時、当店にて販売させ頂いた電動ガンで、先日中古買取で里帰りしてきた1丁ですね!
薄ピンクの樹脂の色に若干の色抜けはありますが、大事にされていたようで、程度も結構良いですね。
印象としては買っただけで、殆ど使っていなかった極上品。

さて、この個体「旧型のG&G機関部」ですので「現行型G&G製の電動ガン」に比べると
「電子トリガー周り」が入っていないのが、新旧の大きな違いですね。
それもあってか、チョット動きが寂しいです。

G&Gの電動ガンは、台湾製で結構出来の良い方ではあるので、
一般的な中国本土の安い中華電動ガンとは違い、故障の頻度はかなり少ないです。
簡単には壊れない印象です。
ですが、実射性能では、国産の東京マルイさんの電動ガンに比べると、見劣りするのも事実。

性能的には若干ではありますが、多少国産相手ではキツいのです。
特に、HOP回転の不安定な感じで、ある程度距離が離れると散らばって多少見劣りしますね。
中身も動きが鈍く、連射も遅い。

動きが遅いコトの未改造での対処法としては、一般的な7.4VのLipoバッテリーでは無く
11.1VのLipoバッテリーでブン回せば、相当にレスポンスは早くなります。

個人的好みで言えば、11.1Vで回すのは好きじゃないんです。
30万発などの数年後の長期使用の際にダメージが蓄積して、
本体全体がくたびれて本体が終る感じ。
30万キロ走り回ったヨレヨレのスポーツカーみたいな感じで、全体的に終わります。

まぁ、アジア圏の人達は、ほとんど、コレクションやコスプレがメインで、撃ちません。
サバイバルゲームでの実射性能は気にしていないようです。
まぁ土地柄、アッチにはサバゲ場が少ないからねェ?。
ただ、このまま、日本でゲームで使うにはカナリ厳しい…。
という訳で、今日のブログ記事は私「番頭」の趣味で
「国内サバゲでも互角に戦えるように、国内の電動ガンと同等かそれ以上の性能にカスタム」してみます。

お客様のカスタム依頼品も、まだまだお預かりしていますが、ここは息抜きという事で、お待ちの方ご勘弁を。

ホント、カスタム担当としては、「お客様の銃」は「お客様の財産」ですから、気を使いマス。
こういう、自分で好きに出来る銃のカスタムは「息抜き」になるんですよね。
漫画家さんが、息抜きにイラストを描くのと同じ感覚?

ちなみに、基本的な考え方ですが
戦場(サバゲ場)で銃が壊れるのって、兵器として失格だと思っていますので
ケイ・ホビーの一番大事なカスタムコンセプトは「まず、カスタムしても壊れない事!」
そして、対戦相手でもある「国産の東京マルイさんの電動ガンと互角以上の性能を持つ事」
あとは「万が一機関部が壊れたとしても、修理やオーバーホールが出来る仕様にするコト」
いわゆる、F1レーサーのレースエンジンの様な、レースだけ使えれば良いという感覚の
「一発仕様」という感覚で銃を使い捨てにするのは好みじゃないんです。

さて、今回のピンクのM4ですがマルイ系のスタンダードM4系多弾マガジンもそのまま使用できるのもポイントのヒトツ。と言う事で、小店では結構定番のカスタム手法である「マルイ化カスタム」
国産で多く使われている、東京マルイの電動ガンのセッティングを参考に
輸入銃を、国産の電動ガンパーツやカスタムパーツを使って
マルイっぽい感じの動作で、サバイバルゲームで対抗できるエアガンにして
快調に動くようにしてみましよう!

さて、それでは簡単にカスタム前にチェックしてみましょうか。
未改造の純正状態で、この個体は…。


・東京マルイ 0.2g プラBB弾使用で、初速は大体83m/min。
・使用バッテリーは 7.4Vのケイ・ホビー製の一般的なLipoを使ってます。
・連射サイクル&レスポンスも、秒間12発と表示されている通り、若干ではありますが連射が遅い。
・ギアノイズが多少ウルサイ。でも気にならない人もいるかな?程度。多少ね。
・初速のバラつきは中華銃にしては少ない方。割と安定しています。

 

未改造状態で、店内の20mシューティングレンジでそのまま試射してみました。
当店の20m無風レンジは、営業時間中に1時間¥100でのんびり遊べる場所です。

撃ってみた感想は。
・弾道はHOP回転はかかりますが、遠距離になると伸びずマルイ製電動ガンに比べると、バラつく感じ。
20メーター先でヘッドショットは無理。

まぁ、中華銃の電動ガンの割には良く出来ているG&Gです。
通常ですと、店頭でのご説明では
「バレルとHOPパッキンさえ国産に交換すれば、サバゲ中に不満は出ないと思いますよ~」
って言える感じのテッポーです。
あと一息の効率化+現行型の電子トリガーを搭載したい!ってトコロですね。

今回用意したパーツはコチラ。

・ライラクス MS80スプリング
・ライラクス ピストンヘッド POM
・ライラクス シリンダーDサイズ
・ライラクス EGバレル 285mm
・マルイ EG1000Lモーター
・マルイ 電動ガン用ベベルギア
・ファイアフライ 電気うましか 中トロ
・ファイアフライ 電気なまず 甘口
・G&G VER.2用 電子トリガーセット

小店でのカスタムの場合、マルイ化純正サイクル仕様の定番パーツをチョイス。

モーターもマルイ純正に交換。ちなみに前述いたしましたがG&G純正は
トルク型モーターで最大回転は抑え目となっており、
7.4VLipoで運用すると、マルイ純正電動ガンより連射回転は遅いです。
ですので、さっきの測定では、秒間12発程度。マルイの純正ですと15発程度ですのでチョット遅い。

実は、マルイ純正には、11.1Vのハイボルトバッテリーで組み合わせると
エンジンのレッドゾーンに入ってしまう感じでクラッシュするのですが、

G&Gの純正モーターは、抑えめの回転タイプなので、11.1Vでも回せてしまうセットアップってコトなんですよね。

今回は、一般的な7.4Vバッテリー運用専門で、フツ―に動く感じにしたかったので
国産モーターに換装する事で、7.4Vでのレスポンスをめざし、11.1Vの運用はしない前提のカスタムです。
バッテリーを抑えめでの運用でモーターやギアに負担も掛からず、エアガンとしての長寿命が期待できますね。
先程もチラッと書きましたが、毎月サバゲに行き、ガンガン使う様な方ほど
長く使える壊れないエアガンの方が良いと思います。

まずは、簡単にばらし始めます。最初は銃身回りですね。


画像の上側にありますが、今回のバレルはアルミ製のバレルが入っています。
コスト重視なのでしょうね。精度も良くなくて、パッキンも硬いヤツです。

そして、硬すぎてHOP回転の微調整が効かないHOPパッキンも国産カスタムパーツに交換です。

歪んでいない、まっすぐなライラクスさんのBCバレルをベースにHOP窓を加工して
やたら伸びて、妙に当たると評判の「ファイアフライ 電気うましか+電気なまず」の組み合わせ。
標準よりも、少しだけバレルを短いモノに交換しました。
いわゆる「私の蓄積されたセッティングデーター」ってヤツで、効率の良い組み合わせを追及してます。
このシリンダー容量ですと、この方が初速も出ますし、伸びも安定します。

実は次世代電動ガンのセットアップデーターを流用した組み合わせです。
このセットアップをマルイさんは20年近く前から標準でやっているって
ホント、マルイさんの技術力とセットアップデーターは凄いコトですね!

さて、後はメカボックスですね。メカボックスをバラします。


今回、電子トリガーを組み付ける関係上、トリガーのピンク色が無くなってしまうのが残念ですが
レスポンス向上の為に仕方がないね。


そして、今回の目玉のG&G製電子トリガーユニット。
流石に、G&G製同士なのでそのまま組み替えるだけ。
パチパチ嵌めていくだけなので、ハンダ工作は一切不要です。
トリガーのスプリングを多少曲げた程度と、配線をケース内に収めるのに多少のコツはいりますが
基本的には、そのまま組むだけ。
うむ。良く出来ています。

あとは、メカボックス内部の効率化を図ります。
いわゆる、長期使用で折れる&硬い中華のバネを捨てて、MS80というライラクス製のバネに交換。
マルイのスタンダード純正スプリングとほぼ同等の硬さにバネレートを、かなり落としています。
柔らかいスプリングの方が、機関部やモーター・電気周りへの負担が軽くなります。
長寿命が見込める訳ですね。
そして、ピストンヘッドとシリンダーをライラクス製に交換セット。
バネを落としても、空気の気密と効率を上げる事で、G&G純正よりも多少のスピードアップを図ります。

あとモーターに当たるベベルギアも東京マルイに交換です。
ここのセッティングが決まってしまえば、あとは割と簡単にセットアップできる事が多いです。
特に、モーターの頭のギアとべベルが違うメーカーで混ぜて組むと、
簡単にモーターのギアがあっさり削れて、モーターが死にます。
あと、社外ギアや中華純正よりも、構造上マルイのベベルギアの方が耐久性が高いですね。

この辺を上手く組めば、キレイにマルイ純正みたいな電動ガンみたいに駆動しますよ~。


さて、メカボックスも組み上がったら本体に組み付けて、完成ですね!
それでは、実際にテスト動作してみましょうか。

12発⇒15発と若干のサイクルアップと初速が向上しました。

初速は元々もソコソコ出ている状態でしたが、あれは強めのばねで強引にスピードが出ている状態です。
カスタム施工で、より軽いバネに交換して組み合わせていますが気密をしっかり取っているので、
軽いバネでも初速は中華純正よりも、チョット上がっています。

G&G純正よりも柔らかいバネと、低めの電圧バッテリーを使う事になりますので
駆動に負担がかからない状態で動かす事が出来ますので、
ギアや軸受、モーターなどへの負担は中華純正よりも少なく、耐久性は格段に上がっています。
いわゆるフツ―のマルイの電動ガンみたいなサイクルってヤツです。
これで安心チューンされた、普通の東京マルイのカスタム電動ガンって感覚でガンガン使えるようになりました。

さて、完成致しました!G&G 「CM16 MOD 0 UPI」 番頭カスタム マルイ化カスタム+α
電子基板のオマケ機能で、フルオート⇒3点バースト の切り替え機能も付いてます!

見た目は変化はありませんが、中身は別物!
気持ちよく動いて、キレイに飛んでいくエアガンに仕立てました。
電気うましか+バレルの加工セットアップが効いていますので
店内20メーターレンジで、フルオートで「コーヒーのショート缶サイズの的」に
全弾カカカカカカカッッ!!って当たる位になりました。
カワイイ見た目なのに、ヘッドショットもバンバン決まるような意外性のある銃になりました。
結構化けたなぁ!

さて今回の「ピンクM4」。趣味半分+このブログ記事のネタ用に半分って感じで
中古ベースで作成いたしましたので、コイツはこのまま販売しちゃいます!

中古本体+パーツ代で工賃サービスで、少しお値引も込みで¥44,000(税込)
結構お得な価格設定にしておきますね。
もちろん、この1丁だけです。
明日から、店内で展示しておきますね!

コチラを通信販売ご希望の方はお電話かメールにてお声掛けくださいませ。

どうか、よろしくお願いいたしますね!

さて、本日はココまで。
明日の当ブログもよろしくお願い致します!

「番頭」でした!
END

 

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