こんばんは!「番頭」です。
私事ですが、つい先日、お友達サバゲ場のZEEKさんのフィールド内で保護された子猫を育てています。
まだ「子猫」というより「赤ちゃん猫」ですね。多分、生後2週間くらい。
毎日、会社に連れて来て、自分の仕事をこなしながら、2-3時間ごとにミルクを与えて育ててます。
昨日連れて行った動物病院での診察結果が「風邪気味で、放っておくと危ないです」と言われて、薬も頂きました。
この時期の赤ちゃん猫は、風邪以外でも、チョットした事で簡単に命を失ってしまうので、ホント油断が出来ません。
もちろん、ちゃんと大事に育てようと思います。
あと、近日中にもう一匹、子猫が来る予定でして、合計4匹のネコに囲まれて暮らす予定です。
さて、本題ですね。前回までのあらすじ。
最近エアガン界隈を騒がしている、話題のHOPパッキン「うましか」。
ケイ・ホビーガンコーナーは遂にその正体を確かめるべく、性能調査に乗り出す……!!
ガンコーナー「スケキヨ」に「店頭にあった中古品のマルイL96」に「うましかパッキン」を搭載し、
「トリガー周りをチューン」して組み立ててもらいました。
そして、ロングレンジの取れるデザートストーム川越様のシューティングレンジにて性能テストを行う、と予定でした。
さて、それでは、始まりです。
対応機種に、マルイの各種ガスガン、VSR-10シリーズ、と書いてありますね。
今回の組み込み機種「L96シリーズ」は大丈夫なんでしょうか?
マルイ純正パーツに限った話では、L96とVSR-10は外観はソックリでしたが、
パッキン内部の突起位置が違っているようで、L96に、VSR-10のパッキンを組むとHOPの弾道が不安定になります。
そして、従来品のカスタムパーツ「なまこパッキン」を、そのままL96に組む場合もHOPが不安定で、
クッションゴムを「電気なまず」を同時に組み付ければOKという感じで使っていました。
ただ、両方の組み合わせでは、HOPの掛かりが強すぎて、HOPが最弱状態でも0.3g近くの弾でないと、バランスが取れなかったんですよね。
実戦仕様の0.25g程度の弾では、バランスが取れなかったです。
さて、今回のうましかパッキンにL96が対応しているか?
パッケージを見ただけでは分かりません。
分からなければ、聞けば良いよね!と、いう訳で、パーツメーカーさんのファイアフライに相談です。
ファイアフライさんは、番頭は20年来の付き合いで、古くからの知り合いですので、電話をかけてみます。
電話で、ご相談させて頂いた結果。
社長さん曰く、
「L96でも”うましか”はOK。ただ、L96の設計上、HOPの掛かりがすごく強くなるので、最弱設定の甘口が推奨。
HOPクッションゴムに「電気なまず」は不要。純正クッションで。これで50メーター狙えるよ!」
との事でした。
おお、それはスゴイ!
では早速、推奨の甘口で組み立ててみましょう。
今回の組み付け作業は、スタッフ「スケキヨ」に頑張ってもらいました。
この手のスナイパーライフルは、エアガンという、万人が遊ぶ性質上、トリガー周りの設定が私達の様なマニアレベルでは
引き金のテンションが重く、ストロークも長いです。まぁ、初心者さんが使って、暴発させると危ないからね?。
ですので、狙って当てる為にも、トリガー周りも一緒にチューンしてくれました。
今回もトリガー周りにつかったパーツは「PDIのVSR-10用トリガースプリング かるばね¥660」です。
店頭にて、販売中です。表記はVSR-10のみですが、L96にも使えます。
ただバネを交換して軽くしただけでは、上手く当たる銃にはなりません。
トリガー内部の当たり面を研磨&引きシロ(ストローク)を詰めます。
L96の場合、パッキンを押さえる「チャンバーブロック」の寸法がかなりタイトなので、
パッキンの組み付けが「かなり大変」です!
無理して組み付けようとすると、パッキンが千切れますよ。慎重に。
自信が無い方は、ケイ・ホビーにカスタム依頼でどうぞ。
さて、パッキンが組みあがりました。中央のパッキンの飛び出しが、凹の字をひっくり返したような形状なのが判りますでしょうか。
と、ここまでが、水曜日のブログで写真を撮ったL96の状態です。
外観も、内部メカも、トリガーチューンとパッキン以外は完全ノーマルです。
飛距離や、精度は、パッキンだけの変化を観てみたいと思います。
翌日の木曜日(このブログを書いている時点では、昨日)に早速テストです。
レンジ使用を快諾して頂きました、デザートストーム様。ありがとうございました!
デザートストームさんに行った事の無い方にご説明しますと、
このフィールドさんには、長射程用の試射レンジがございます。
約70メーターの超ロングレンジ!
ウチ(ケイ・ホビー)の店内レンジは20メーターですので、50メーターでも約2.5倍の長さ。
んで、ターゲット(的)は色々な形が置いてあります。
ヒト型の等身大のターゲットが設置してありますね。
手前の四角いヒト型ターゲットは、米軍で実際に訓練で使っているターゲットをそのまま置いているというマニアックぶり!
今回狙うのは、中央の一番奥にある赤いヒト型ターゲットです。
中央2人が居る間の奥の「赤いターゲット」です。ここの赤いのが、丁度50メーターです!
ズームで画像を撮っているので、イマイチ実感がしないかも知れませんが、すごく…遠いです…。
手前側に寄って撮影するとコレ位。
この中央で、重なったターゲットの隙間の先の一番奥のターゲットで50メーターです!
普通に考えて、通常のサバゲ中では「射程外」と諦めるかどうかの距離レベル。
もちろん、通常のL96では、ちゃんと安定して当てるのがかなり厳しい距離です。
ノーマル次世代電動ガンで連射でばら撒いて、引っ掛けて20-30発に1発程度、相手に当たるかどうかのレベル。
小店のカスタムAA12でもバカバカ撃ちまくって引っ掛ける感じです。
・・・この距離を実質「パッキンを変えた以外は未改造の機関部のL96」でちゃんと届くのか?
そして、ちゃんと狙って当たるのか?
おっと、その前に、一緒に連れてきた子猫がミーミー泣いてます。
はいはい?。ミルクの時間だね?。
おし!飲んだね?。あとはトイレの世話して…。よし、お休み?ぐっすり眠っててね!
・・・さて、気を取り直して、実際に撃ちます。
まずは、HOPの調整ですね。
パン!ヒュ?ン…。
パーツメーカーさんのファイアフライの社長さんの言う通り、チョットHOPの掛かりが強いですね。
HOPダイヤルで最弱ですが、このパッキンを使っていると、0.2gだと少し浮き上がります。
今回、使用するBB弾は、命中精度を追及する事と、サバゲで実際に使える重さとして、
東京マルイ社「ベアリング・バイオ弾 0.25g」を使いマス。
長距離射程では、0.2gでは、実質上無理です。
正直、ピンポン玉を野球のピッチャーがマウンドで本気で投げても、相手のキャッチャーに届かないのと同じ理屈で
弾が軽すぎるせいで、長射程は0.2gでは厳しいのです。
ですので、L96で狙って遊ぶなら、0.25g以上がオススメです。
ただ、サバゲーのルール上、禁止されている0.28gや0.3gなどでは、相手がケガをしていまいますので、
的当て遊び以外では、実質0.25gでセットアップするのが良いでしょうね。
と、いう訳で、今回は0.25gですが、
今回のカスタム銃は0.25gの重さで、少しだけHOPダイヤルを掛けると、丁度良い感じで射程が伸びています。
あとは、スコープのダイヤルを合わせつつ、奥の50メーターターゲットを狙いましょう。
パン!ヒューン…。
おお!? すげ?安定しているぞ!
パッキン以外は、機関部ノーマルですが、射程後半の伸びが違いますね!
もちろん、純正のL96も撃った事は、何回もありますが、
射程後半で、ここまでは伸びないし、集弾しないです。
奥の方で、チョット風に流されるかな?
※当日は微風が吹いていました。
BB弾が突き進む力が無くなっても、最後の慣性とHOP回転を使って伸びている感じですね。
使えるBB弾の突き進む力を最後の絞カスまで、キッチリ使い切って射程が伸びている感じです。
・・・何コレ?気持ち悪い位、射程が伸びています。
単純に飛ばすだけだったら、60メーターは飛んでいます。
着地地点ってトコなら、射程70メーターも嘘じゃない!
さて、ある程度スコープの調整も済んで、50メーター先のターゲットに撃ってみましょう。
パン!ヒュ?ン…。…カンッ!
おお!!当たったよ。
もう一回!
パン!ヒュ?ン…。…コンッ!
当たり。
パン!ヒューン…。
あ、風に流された感じだ。
パン!ヒューン…。コンッ!
おお、当たった!
パン!ヒューン…。ハズレ!
あ、これは、トリガーの引き方を失敗した感じだ。
面白がって、その場に居た数名で交代で撃ちまくって、遊んでみました。
50メーター先のマンターゲットなんで、ここまで遠いと、
この手の、スナイパーライフルの撃ち方が判っている人じゃないと当たらないなぁ。
うん、銃は完璧に当たります。あとは、射手の問題ですね。
あと、撃ちまくって、100-200発程度撃った頃から、HOPの安定が更に増した感じですね!
最初は、若干ですが、40-50メーター辺りで、フワッと浮き上がる様な、若干の弾道変化が見られましたが、
ある程度は数を撃って「慣らし」をすると、ギリギリ射程のフワッとした感じも落ち着いて、ほぼフラットに飛んで行く感じですね!!
・・・すげーよコレ。
さて、実際に撃ちまくった結論としては、
「番頭」と「スケキヨ」などの、「スコープ付のエアーライフルに撃ち慣れている人」が撃った場合、
純正L96に「うましかパッキン」を組み付けただけで、
50メーター先の等身大ターゲットで、上半身に全弾集中できる実力がある!!
と言う感じです。50メーター先で上半身に集中って、こいつは、スゲェ!!
変な、フライヤー(左右に逃げるハズレ球)が、発生しませんよ!ちゃんと狙えるんです。
あとは、風が強い場合は流されてしまうから無理でしょうが。
無風なら、当たりますね?。
もう一度、同じ画像を貼りますが、この↑画像の一番奥の赤い人の上半身ですよ。この画像は、変な加工は一切していません。そのままです。
「正面黒い四角のターゲット」の「奥に二人いる人型の間」の「さらに後ろの赤い人」です!
ここの上半身にBB弾が全弾集まりました!
僅か、1gの1/4の重さのプラスチックの丸い弾をここに集めるって、
運動物理の世界として、おかしなレベルに来てますね!!
ここまで射程が長く使えるのでしたら、
現在、ゲーム場で猛威を奮っている「次世代電動ガン」に比べても「射程と精度を上回る事が出来る」ので
サバゲ中に上手く立ち回って、スナイパーとしての醍醐味を楽しめると思いますね!
うん、「うましかパッキン」良いパーツだ!ファイアフライさん、良いパーツを開発してくれて、本当にありがとう!!
さて、そんな訳で、この「うましかパッキン」店頭でも、通信販売でも好評発売中です。
小店「ケイ・ホビー」のWebショップからも注文できますよ!
↑クリックすると飛びます。
通信販売も、銀行振り込みでしたら、お安くお送りする事も可能ですよ!
レターパックで発送でしたら、送料は全国一律¥360ですね!
良いパーツなので、ある程度の数量は確保しておりますが
おかげ様で、店頭での売れ方がまさしく「飛ぶ様に売れている」って感じですので
気になった方はよろしくお願いいたします。
そうそう「うましかパッキン」はL96以外にもマルイ系の色々な銃に使えます。
例えば…。
話題の高性能ガスブローバック 東京マルイ製「M4MWS」でも、「うましかパッキン」が使えます。
実際、お馴染みさんで数名の方が導入していらっしゃいますが、
皆さん口をそろえて「スゲー飛ぶ!!!」と仰っています。
あとは、マルイ社の各種ガスブローバック銃でもイケますね。特に興味深いのが・・・。
銃身とシャーシを固定化して、電動ガン並みの射程や精度を出せる「アキュコンプ」という「シャーシキット」を組み付けた、ハイキャパ系。
この「サバゲの常識をおかしくする銃」に「うましかパッキン」を入れたら、ホントとんでもない事になりそうですね!
あ、それと追加でご案内です。この銃も販売しちゃいますよ!
今回のテストで使用した 東京マルイ L96 ブラックモデル。(うましかパッキン甘口+トリガーチューン)
中古良品をベースに今回のブログ記事のデーター取り用に実際に使ったL96君です。
50メーター先で上半身に集弾する実力派。あとは、射手のウデ次第。
スコープや、土台、カバー等はスタッフ私物の為、付きません。本体+マガジンのみです。
お値段は中古品ベースなんで¥23,000(税込)でいかがでしょうか?
もちろん、この撮影で使った、1丁のみです。
気になった方は、お問い合わせ下さいませ。
通信販売も可能ですよ。
あとは、持ち込みチューンもお時間がかかって宜しければ、カスタム可能ですから、ご相談くださいませ。
それでは、本日はここまで。
それでは、本日はここまで。
いつもの〆のご挨拶!
皆さんご一緒に!
レッツ!ガンライフ!(σ゚∀゚)σ
※この言い回しも久しぶりですね?w
「番頭」でした!
END
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