ハイサイクル用の加工ギア作りまして、販売中です。


 
ドーモ、ダッチです

サバゲーで一緒に遊ぶ知り合い(サバゲ時:MARSOC装備)に

「ガスブロM4買ったらSOPMODブロック?にしたいんだけどそれを使っている様な部隊ってどこ?」

と聞いた所、

「陸特(USASOC)やMARSOCが使っているかな?」

と返ってきて、自分のサバゲ装備として、MARSOCに興味が湧いてきました。

しかし私、米軍に関する知識が少ないんですよね?

それに、今やっているサバゲ装備は「アメリカ要素」が無い装備がほとんどなので、
MARSOC装備をやるとしても、しばらく先かもしれません。

でも、このスタイルのてっぽーはカッコいいなぁ!

 

 

さて、本日は朝から「番頭」がサンダーを使って何かを作っているなぁと思っていたらこんなモノが…

 

ダッチ「SHSのギアセットですね、どうしたのです?」

番頭「まあまあ、セクターギアを見てみなさい」

 

ダッチ「ん?」

 

ダッチ「あれま!削っている!」

 

一体これは何かというと…

SHSベース 電動ガン用ハイサイクルギア加工済みセット(13:1) 小店販売価格¥3.500-

新品を加工して、簡単にセットアップしやすくした、ギアセットです。

(一体なんなのだこれ…)

(セクターギアの歯を切ってあるけど何に使えるんだ…)

 

と思いの方に、このギアの機能のご説明!

簡単に言ってしまいますと
「マルイのハイサイクル電動ガンにそのまま使える丈夫な強化ギアセット」
になります。

もちのロン、「ハイサイクルカスタム以外のスタンダード系電動ガンをハイサイクル化にカスタム」としても、そのまま使用可能です。

マルイさんの「ハイサイクル電動ガンシリーズ」というモノは皆さま知っての通りかもしれませんが
メーカー純正カスタム品とも言える、「特殊な鉄砲」でして…

カスタム内容を簡単に言いますと、
「ギアがより高速連射が出来るギア比の回転にチェンジされている」
「モーターも、より高回転型に変えられています」
「ピストンのストロークをショート化された専用ピストンを採用」
「専用のスプリングでセットアップされている」

といった所が違っています。

普通の電動ガンはポンプ(シリンダー)の中でのピストンの動きをしっかり最後まで後退させる(フルストローク)ように
できており、シリンダーの空気容量を最大限使えるようになっています。

しかし、ハイサイクル電動ガンの場合はこれをやってしまうと致命傷になります。
そのままやってしまうと高速連射にピストンが耐え切れずにクラッシュします。

丁度、車のエンジンでレッドゾーンまで回してしまい、エンジンが壊れてしまうって感じです。
ハイサイクルシリーズは、連射が早いので、中のメカが追い付かないんです。

←クラッシュ違い。

ですので、ギアクラッシュを起こさないように、ピストンの後退を短く(ショートストローク)した
専用ギア&ピストン等が、入っており、メーカー純正のハイサイクルカスタムのセッティングになっています。

そして、前述の13:1の社外ギアは、標準ではフルストロークのギアなので、
そのままハイサイクルに入れてしまうとクラッシュする可能性が大です。

…そのために、どう対応するのか?
ピストンを後退させる「セクターギア」の歯を削ってしまえばいいのです。

感覚的に言えば、6段のママチャリ自転車のギアを3段から6段にギアチェンジにする感じですかね。
足を回す回転速度は同じでも、ギアチェンジする事で車輪が多く回る。
結果スピードが出る(連射回転が速くなる)

そして、より足を回る回転を速めれば、そのチャリは、さらにスピードが出る。
足の回転を速める感じの機能として、「高回転型のモーターに置き換えいる」と考えて下さい。

以上のようなセッティングで、東京マルイの「ハイサイクル」電動ガンはセットされていると考えてください。
そういう事で、レッドゾーンでのクラッシュを回避する様に、
ハイサイクル電動ガンはセクターギアの歯を少なくしてショートストロークにするのがお約束なのですが、

そのギア(特に強化スチール製の強化ギア)をヤスリとかで削るとなると凄まじい労力が必要になります。

 

強化スチールは固いですよ?

ヘタなヤスリじゃ逆にヤスリがやられてしまいます。
個人でやるのは大変な労力かと思います。


↑こんな感じの機械で削っています。

なので今回は番頭が小型のサンダーを使って「店内でギアカット加工させて頂き、そのまま組めるギアセット」しました!
加工内容も説明しないと分かりにくいパーツはありますが、カスタムをされている方には、地味に役立つパーツですね。

 

さて、この社外ギアですが、最大の利点は
「マルイ互換感覚ではあるが、マルイ製に比べて丈夫な事」
です。

 

マルイさんのハイサイクルシリーズはメーカー純正セットアップでは、
メーカー純正の耐久度を考えて安全マージンをとってあり
初速が0.2gで70台位と、ちょっと他機種に比べるとパワーが抑えてあります。

「もう少しパワーが欲しい!」という事でハイサイクルシリーズにパワーチューンを施す事も可能なのですが

スプリングを社外品の強化スプリングに交換して、初速90とかにパワーアップできるのです。
ですがやはり、長期的に見るとマルイ純正ギアに負担がかかります。
最終的に、ギアが割れたり欠けたりする時があります。
(まあ、マルイさんの純正も社外スプリングを入れてすぐ壊れるコトは少なく、十分な耐久性はあるのですが…)
そういったマルイベースのハイサイクルパワーチューンの場合、壊れにくくする為に、
この加工済みセットの丈夫なギアに組み替えるのがオススメなのです!

ギアのタペットプレートのピン位置も、ギアストロークの部分の長さも「マルイ純正」に近い状態のギアにしてあります。
ですので、ホント、純正互換の強化品感覚で使えるようにしてありますよ。

 

そんな訳で「番頭」にハイサイクルシリーズをパワーチューンした場合、どんなパーツを使ったら丈夫で長持ちするか?
とたずねてみた所、店頭で「番頭」がチョイスしたパーツがコレ。

・前述の13:1ハイサイクル加工、強化ギア ¥3,500
・ライラクス ハイサイクルシリーズ専用ピストンヘッド ¥2,916
・アングス ハイサイクル専用0.9Jスプリング ¥1,652
・アングス 逆転防止ラッチスプリング ¥486

基本的にこのパーツで、ハイサイクル電動ガンの初速90台パワーチューン強化が出来ます。
※クルツハイサイクルは、銃身が短すぎて、もう少し銃身を伸ばさないと、物理的に90まで行かない。

「なるべく低コストでパワーチューン!耐久性はソコソコでって事なら、バネとピストンヘッドだけでも結構イケる!」
「モーターにかかるべベルギアは、マルイ純正の方が優秀なので、べベルギアだけは使わずマルイので!」
と「番頭」が言っていました。
ギアとラッチスプリングは、壊れにくくする為の丈夫な材質に置き換えるって意味だそうですよ。
ハイサイクルシリーズをサバゲで使っていて「もう少しパワーが欲しい!」なんて方は参考にしてくださいね!

 

ちなみに、ハイサイクルカスタムでは無い、スタンダードの電動ガンをベースに「ハイサイクル電動ガンのカスタム」を作るとなると…。

少し内容が変わるそうです。

・前述の13:1ハイサイクル加工、強化ギア ¥3,500
・ライラクス POMピストンヘッド ¥1,944
・アングス ハイサイクル専用0.9Jスプリング ¥1,652
・アングス 逆転防止ラッチスプリング ¥486
・マルイ EG30000モーター ¥5,346
・SHS 15枚歯ピストン ¥1,263
・ライラクス メタル軸受¥1,458(画像に出ていない)
・ライラクス シリンダー タイプC ¥1,944(画像に出ていない)

↑これらのパーツがあれば大丈夫だそうです。
この組み合わせを覚えれば、ハイサイクル化されていない、G36CとかSIG552でもハイサイクル化のカスタムが可能ですよ。

ハイサイクル用のモーターの長さは、マルイの単品売りだと、Lサイズのみですので、
G36C(Sサイズ)やSIG(Mサイズ)とモーターの軸受の長さが違うので、カット加工する必要もございます。
別途加工も小店でやっておりますので、ご相談くださいね!

あと、スタンダードからのハイサイクルカスタム化の注意点はピストンです。

マルイ純正のハイサイクルカスタムの場合は、ピストンもショート化されているので、そのピストンを組み合わせればOKなのですが
「スタンダート電動ガンからのハイサイクル化」の場合は、ピストン側もフルストロークになっているので、
SHSの15枚歯や7枚歯のピストンが使用できますが、そのまま使うのではなく、
ギアのカットと同じく、ピストンヘッド側の3枚を削って、ショート化の加工をして使うのが一番Goodです。

この15枚歯のピストンは最初から前の歯が一枚削れているので後ろ3枚を削るだけで大丈夫です。
7枚ピストンの場合は、後ろの1枚部分を同時に削る事。

これで、メカボックス側は、東京マルイのハイサイクルカスタムとほぼ同じようなセッティングが再現できます。
あとは、スプリングレートで、パワーの調整ですね。

あとは、他に気を付ける注意点として、
「ハイサイクル仕様」の電動ガンの場合は内部の銃身(インナーバレル)が長い電動ガンは壊れます。
インナーバレルを300ミリ前後よりも、短くする必要があります!

連射が早すぎると、銃身の中のBB弾が抜けきる前に、次の弾が入ってしまうので、
当たらなくなったり、ギアクラッシュを誘発させます。
ですので、東京マルイ純正のハイサイクルシリーズ電動ガンは、短いモデルばかりなんですよね。

外観はそのままでも良いので、内部の銃身の長さも注意してくださいね。

 

さらに「あった方が良いパーツ」として、セッティング次第や、一部の機種のマガジンでは、
連射が速過ぎるとBB弾の給弾が追いつかなくなるので、息づきの様な弾の出方になってしまう事もあります。

 


ですので、追加でセクターチップ¥194-を一緒に入れると、なお良いです。

 

 

小店のインストラクションワンを始めとしたハイサイクルカスタムでも、この加工ギアを使用していますし、
基本的にこのセットアップをベースに手を加えているそうです。

ハイサイクル電動ガンを強化したい!

持っている電動ガンをハイサイクル化したい!

という方、今日のブログは参考になったでしょうか?

これを機会に、ハイサイクル電動ガンのカスタムに挑戦してみるても面白いかもしれませんね!
「次世代ばっか使っていて、最近スタンダード電動ガンの出番が無い!」
なんて方に、キャラクターを変えた電動ガンでゲームに変化を付けてみるのも面白いかと思います。
あ、もちろん、カスタム中に困ってしまった場合は、ご相談ください。

「あかん、バラバラで、訳が分かんなくなって、これ以上は私にはどうにもならん」

と感じてしまった場合は、バラバラのままで結構ですので、
パーツさえ無くさず、ビニール袋や容器に入れて、お持ちになって頂くか、送って頂ければ
コチラもお仕事なので、カスタムのお時間と工賃料金は頂きますが、

小店で組み付けるコトも可能ですので、最終的に困ってしまった場合は、小店「番頭」に泣きつきましょう!w
きっと何とかしてくれます。

本日は以上になります。ハイサイクル化の参考になりましたか?

あ、そうそう。余談ですが、今、私「ダッチ」は、AGMのMP40をカスタムして組み立てているのですが、中々強敵です。

まあ、大体はできたのであとはモーターをどうするか考えています。
安定のEG1000にするか、実銃のような発射速度をできるだけ再現するためにEG700にするか、
ちょっと冒険してEG30000にするか大冒険でサマコバを入れるか…?

結構悩んじゃいます。

ただ、調べてみるとモーターの長さが若干既存のモーターと違うみたいなので、モーターのカット加工をしないと付かないみたいですね。
早く出来るといいなぁ

 

さて、本日のブログはステアーHCがまた欲しくなったダッチでした。
明日の木曜日は小店グループは定休日となっております。
また、金曜日にお会いいたしましょう!

それでは、よろしくお願いいたします!

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