S&T製「MG42」用の「マルイ製メカBOX」コンバートキット開発中。


こんばんは!「番頭」です。
本日もお陰さまで大盛況!多くのお客様に遊びに来て頂きました!
一日中、20メーターレンジでの射撃音が途切れる事無く、響いておりまして
皆様にご利用頂きました!

ご来店頂きました皆様、ありがとうございました!

 

さて、今日のご紹介は「今、こんな事を考えていますよ?」というご紹介です。
まだ、発売段階までは至っておりませんが、「現在開発中アイテムの一つ」をご紹介です。

今日のブログタイトルにも書きましたが、今回の対象カスタム銃はコチラ。

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海外製 S&T社 MG42  小店取扱い価格:\96,000(税込)

ガンマニアではなくても、見た事がある&知っている、見た目の迫力がステキな機関銃。
※このブログを書いている現在、1丁在庫がございます。

見た目の大きさ、最初から木製ストックやフル金属ボディ等の出来からすれば、比較的安価な電動ガンです。

以前のブログでも登場した事があるのですが、コイツは
「見た目は良いのだけれど、中身はメタメタ」という典型的な、中華クオリティ電動ガンです。
実際、中華純正状態で撃ってみると…。

・飛ばない
・当たらない
・連射が遅い
・ギアノイズが酷い
・耐久性も無い

という訳で、過去のブログ記事で書きましたが、私「番頭」のチューンという事で
「実銃同様のハイサイクル&マルイ並みの安定感チューン!」を施工!

OLYMPUS DIGITAL CAMERA←当時のカスタム内容です。

という、MG42カスタムを先日まで請け負っておりました…。

おかげさまで全国からカスタムのご依頼とご好評をいただいておりましたが
その後、運用上の問題が発覚しまして…。
「メカボックスの設計ミスで、最初から壊れ易い」

「というか、新品の時点で最初からメカボックスにヒビが入っている個体も有った。」
という事態が発生しておりました。

お受けしたカスタム品に関しては、多少の加工で割れにくくする加工は出来たのですが、
あくまで「ごまかし」なので
「メカボックスの設計に欠陥があって、数多く撃っていると、そのうちメカボックスが割れる」
という、事態は変わりません。

他の中華電動ガンであれば、メカボックスがマルイ系のコピー品だったりして、
コピー元の国内メーカー「東京マルイ」のメカボックスを移植して修理したり出来るのですが、このMG42君は
「メカボックス周りが、オリジナル設計でパーツ入手も出来ず、壊れたら修理不能、しかも欠陥設計」
という困ったメカボックスでした。
という事で、現在中華純正メカボックスを使ったMG42のチューンは、一旦受注中止しておりました。

ですので
「それならば、中華純正のメカボックスは捨てて、マルイのメカボックスを移植してどうにかしよう!」
と考えて…。

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当ブログではお馴染みの「MOMOPAPA」氏と勤務先工場「光沢」の皆さんに企画を依頼しておりました。
さて、この「メカボックスのマルイ製移植計画」ですが…。
依頼をする前に、自分で、色々と寸法を測ってみたのです。
実はこのMG42。意外と寸法が「クセモノ」でして
マルイのメカボックスを各種あてがってみると…。

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↑MG42はグリップ部分がメカボックス一体兼用ですよ Σ(゚∀゚*)

・VER.2(STDのM4とかMP5)メカボックスはサイズ的に収まらない
・VER.3(AKとかステアーとか)も角度が合わない。
・VER.6(P90とか)もダメ。
・VER.7(M14のヤツ)もダメ。
・次世代のメカボックスも全機種試してみましたが、収まらないぞ…。

うがー!「フルサイズ電動ガンのメカボックス」は、ドレも入らないじゃないか!
MG42君。意外とスリムボディでマルイ製のメカボックスが収まりません。

…だから、中華純正はオリジナル設計のメカボックスを使っているのか…。

という訳で、最後に検討したコイツの出番です!

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コンパクト電動ガンのメカボックスです!
MP7・MAC10・スコーピオンの3兄弟のメカボックス一式です。

えー!?コン電?と思われるかもしれませんが、
チューン次第では、初速90オーバーも可能ですし、
フルサイズの電動ガン用バッテリーを使えば、秒間発射サイクルも結構速いです。
ですので、パーツの入手の容易さ、潜在性能、壊れたときのパーツ代…。
ユーザー側の運用上の都合を考えると、この銃にはこの方法しかないかと思いましたね。
という訳で、コン電を内蔵させる方向で、コンバートキットの依頼をお願いしていました。
さて、ギリギリ寸法のMG42。
コン電のメカボックスですら、銃身の中心軸の位置出しから測ってみると
内装寸法はギリギリですね。数ミリ程度しか余裕がありません。

 

…依頼から数ヶ月、大変苦労したようですが、先日試作品が出来上がってきました!
「大変苦労しました」との事、無茶振りをこなしていただいて大感謝!
MOMOPAPA氏&工場の皆さん、本当にありがとうございます!
ですので、試作品を公開しちゃいます!

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コン電メカボックスを収める「スペーサー」をCADマシンで作成して頂きました!
ミリ単位でギリギリです。カッチリとスペースに収めています。

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チャンバーも出来が悪いので、専用設計で作成!&専用のロングノズルも開発!

構造の説明ですが、MG42のグリップ部分は外装を活かします。
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↑純正モーター周りを捨てました。
元々、このメカボックスは、ギアセッティングの出しにくい歪んだケースです。
配線以外の中身のギアやモーターは捨てて、トリガースイッチ機能だけ活かします。

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組み合わせると、こんな感じです!

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↑本体にキットが載りました?

現在、試作パーツを組み合わせて、調整&セッティングを、閉店後の合間に進行中です。
まだ、改良して安定動作させるまで、もう少し時間はかかりそうですね。
夏か秋ぐらいには発売できたらいいなと、考えています。

このコンバートキットの最終的なお値段も、発売時期もまだ決まっておりませんが
MG42をお持ちの方で、耐久性や性能に不満のある方は、
是非ご検討いただければと思います。

以上、開発中のアイテムのご紹介でした。

さて、本日はココまで。
明日のブログも宜しくお願い致しますね!

それでは、いつもの〆のご挨拶!
皆さんご一緒に!
レッツ!ガンライフ!(σ゚∀゚)σ

「番頭」でした!

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4 Responses to S&T製「MG42」用の「マルイ製メカBOX」コンバートキット開発中。

    • コメントありがとうございます。
      このコメントを書いている、2017/05/04 現在ですが、給弾周りなどが上手くいかず、ずっと開発が難航しています。
      コン電ですと、ノズルが長くて重いと難しいですね。

      いっそのこと、オリジナルのメカボックスケースを開発して、
      通常の電動ガンのギア&モーター&ピストン周りが入るようにしてみようかと相談中です。
      あと、構造欠陥を抱えている、電動ドラムマガジンも中身を捨てて
      AA12の電マグの内部移植で何とかならないか?とコチラも相談中であります。

      諦めている訳ではないので、気長にお待ち頂ければと思います。
      どうか、よろしくお願い致しますね!
      番頭より。

    • MG42のカスタムメカボックスについてですね。

      市販品のMG42の電動ガンといたしますと
      S&Tというメーカーさんと、G&Gという2社がございます。

      そして、ブログにてご紹介していたメカボックス作成の機種は
      安価なS&T社の製品の方ですね。

      こちらのメカボックスは、このブログでご紹介しているコンパクト電動ガンのメカボックスでは、
      外観に見合った性能が出せず、その後設計変更して、スタンダード電動ガンのシリンダー周りやM14のギア周り、P90のタペットプレート
      片刃のフルメタル歯のピストン、専用設計のシリンダーヘッドや、専用の給弾ノズルなどなど
      意外と高さの無い、MG42の内部スペースに合わせて
      色々なパーツを組み合わせつつ、専用に設計したパーツと専用の樹脂ブロックからの削り出しメカボックスとして完成いたしました。

      過去に完成して組み込み販売もしたのですが
      樹脂の塊からの削り出しメカボックスと、内部パーツも多くの部品を購入して一通り入れ替えていること
      BOXマガジンの内部も別のA&K M249用電動マガジンを1個潰して移植する等の理由により
      合計パーツ代が相当に高価となってしまったので、パーツ代と作成工賃と考えますと、
      パーツ代+作成工賃にて、15万円オーバーと高額になってしまいました。

      ・コレですと、S&Tの新品を買って+当店にてカスタムした、合計のお値段 のトータルと

      ・外装が1ランク上のG&G製のMG42を買って、それをベースにファインチューンしたトータルのお値段
      ※コチラのメカボックスは、ほぼ壊れないしカスタムも出来ます。但し電動マグは基盤除去の作り替えが必要。

      と比べて変わらなくなってしまう状態になってしまったため
      過去にS&Tのカスタムは、3本完成作成して、それ以降は販売中止となっています。

      一部部品は使い切ってしまったため、また作成しないといけないのですが
      一部の組込パーツは残っていますので、数ヶ月待って頂ければ再度組込作成する事はできますが
      本体は別の、カスタム代で15万円オーバーという高額なお値段ですので、
      お客様におすすめ出来る現実的なカスタムにはならなかったので、
      3本というほぼ試作品のようなカスタムを作成して、お蔵入りとなってしまっていますね。

      どうぞよろしくお願いいたします。

      ケイ・ホビー ガンコーナー 担当 木村より。

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