こんばんは!「番頭」です。もうGWも後半戦ってトコロですね。
昨日は、交代でお休みを頂いておりまして、
久しぶりに会う古い友人と麻雀をしに雀荘に行ってみたのですが
連休中という事もあって、あいにくの満席。
結局、麻雀は諦めて、マックでダラダラと友人一同で長時間ダベって帰るという、
なんだか学生時代のノリみたいな休日でした。
…少し懐かしい感じの休日の過ごし方でしたね。
さて、本日は連休中という事で、メーカーさんも問屋さんもお休み中ですし、
ネタがないんですよね~。
さて困ったという事で、本日のご紹介は
「お客様にお渡し予定のコンプリート銃のカスタム品」をご紹介してみようかと思います。
※当ブログでご紹介用にもう1本、同じセットアップで販売分も作ってみましたよ~。
G&G ARP-556 小店取扱い価格:¥43,891(税込) ※未改造品のお値段です。
近年のG&G社製電動ガンには、独自の電子トリガーユニットが組み込まれていますし
その潜在的なポテンシャルはナカナカのモノ。
その中でも、小店では比較的コンパクトな「ARPシリーズ」が人気でよく売れています。
意外と滅多に故障しない機関部と、耐久性の高い電子トリガー。
電動ガンとしての性能が想像以上に高い、サバゲ向きの1丁です。
「556」はマルイ系のスタンダードM4系多弾マガジンもそのまま使用できるのもポイントのヒトツ。
マルイ規格寸法の内部パーツが多く利用可能な点から、潜在能力はかなり高いと言えますが、
海外製の本機は中華電動ガンのお約束というか、ご他聞にもれず、
「マルイ性能に迫っているが、超えている訳では無い」って感じです。
性能的には若干ではありますが、多少国産相手ではキツいのです。
特に、HOP回転の不安定な感じで、ある程度距離が離れると散らばって多少見劣りしますね。
と言う事で、小店では結構定番のカスタム手法である「マルイ化カスタム」
国産で多く使われている、東京マルイの電動ガンのセッティングを参考に
輸入銃を、国産の電動ガンパーツやカスタムパーツを使って、
マルイっぽい感じの動作で、サバイバルゲームで対抗できるエアガンにして
快調に動くようにしてみましよう!
さて、それでは簡単にカスタム前にチェックしてみましょうか。
未改造の純正状態で、この個体は…。
・東京マルイ 0.2g プラBB弾使用で、初速は大体86m/min。短いバレルの割にかなりパワーは出ていますね。
・初速のバラつきは中華銃ではまぁまぁ収まっている方。でも中華なり。
・連射サイクル&レスポンスも、秒間15発と表示されている通り、若干ではありますが連射が遅い。
・最近の電子トリガー入りのG&G製品ですので、中華銃独特のギア音がノイジーは抑えめで、いきなり壊れるような不安感は無いですね。
・弾道はHOP回転はかかりますが、遠距離になると伸びずマルイ製電動ガンに比べると、バラつく感じ。
まぁ、中華銃の電動ガンの割には良く出来ているG&Gです。
通常ですと、店頭でのご説明では
「バレルとHOPパッキンさえ国産に交換すれば、サバゲ中に不満は出ないと思いますよ~」
って言える感じのテッポーです。
今回のお客様の御希望は「もう少し駆動効率を上げて、レスポンスが欲しい。」というオーダーです。
今回用意したパーツはコチラ。
・アングス 0.9Jスプリング S
・ライラクス ピストンヘッドメタル
・ライラクス シリンダーFサイズ
・ライラクス EGバレル 141mm
・マルイ EG1000SLモーター
・マルイ 電動ガン用ベベルギア
・マルイ 電動ガン用HOPパッキン
・ケイ・ホビー ARPシリーズ用 エクステンションストックパッド
小店でのカスタムの場合、マルイ化純正サイクル仕様の定番パーツをチョイス。
モーターも交換。ちなみにG&G純正は、トルク型モーターで最大回転は抑え目となっており、
7.4VLipoで運用すると、マルイ純正電動ガンより連射回転は遅いです。
実は、マルイ純正には、11.1Vのハイボルトバッテリーで組み合わせると
エンジンのレッドゾーンに入ってしまう感じでクラッシュするのですが、
G&Gの純正モーターは、抑えめの回転タイプなので、11.1Vでも回せてしまうセットアップってコトなんですよね。
今回は、一般的な7.4Vバッテリー運用専門で、フツ―に動く感じにしたかったので
国産モーターに換装する事で、7.4Vでのレスポンスをめざし、11.1Vの運用はしない前提のカスタムです。
バッテリーを抑えめでの運用でモーターやギアに負担も掛からず、エアガンとしての長寿命が期待できますね。
毎月サバゲに行き、ガンガン使う様な方は、長く使える壊れないエアガンの方が良いかなぁ?と。
まずは、銃身回りですね。
歪んでいない、まっすぐなライラクスさんのBCバレルを使って、
マルイ純正のHOPパッキンと加工チャンバーを組み合わせて、丸ごと交換しました。
G&G製品は、比較的良好ではありますが、
中華純正バレルは、ガラス板の上で転がすと、ウネウネしますよ。歪んでいる事が多いですね。
ですので、問答無用でまっすぐ芯が出ている国産パーツに交換です。
ちなみに、556の場合、純正バレルはコレより若干短いです。
その割にはシリンダー容量が多く、バネも硬いので、バランスが微妙ではあります。
そして、硬すぎてHOP回転の微調整が効かないHOPパッキンもマルイ純正に交換です。
141バレルにFシリンダーの組み合わせは
MP5K(クルツ)系のカスタムセットアップデーターを流用した組み合わせです。
※正確にはマルイ純正MP5K-PDWのセッティングを参考にしています。
バレル長とシリンダー容積、スプリングの硬さにポイントがあります。
結構、絶妙な感じで組み合わせでして、これよりバレルを伸ばしても、短くしても
キレイに初速も飛距離も出ないですね。
正直、この組み合わせは、マルイさんの純正セッティングをパクった組み合わせです。
このセットアップをマルイさんは20年近く前から標準でやっているって
ホント、マルイさんの技術力とセットアップデーターは凄いコトですね!
さて、後はメカボックスですね。本体をバラします。
G&Gさんは、ネジの位置がマルイさんに比べると表裏が逆です。
何でこんな感じにしているのかは謎です。
他の中華メーカーの電動ガンのメカボックスと違い、精度も良く出ていますね。
何丁かコンプリートを組んでいますが、メカボックスが原因でセットアップが出ない事は
この「G&G製ETU搭載メカボックス」に関しましては、トラブルは皆無です。
結構優秀。
機関部をオープン!うん、意外とキレイですね。
G&Gは、緑色の宇宙人の血液みたいな、変なグリスは使っていないですね。
塗り方もキレイでして、このまま使える位です。
注意点としては、たまにシリンダーヘッド裏のダンパーパッキンの接着が甘くて、
最初から剥がれている事もありますので、点検必須です。
もし、剥がれていたら瞬間接着剤等で貼っておけばOK。
G&Gのメカボックスは元々、11.1Vで運用しても壊れにくい機関部ですので、
シムセッティング等はそのままでも大丈夫ですね。
ピストンは、G&G純正を小加工で転用。
ピストンヘッドとシリンダーをライラクス製に交換セット。
モーターに当たるベベルギアを東京マルイに交換です。
ここのセッティングが決まってしまえば、あとは割と簡単にセットアップできる事が多いです。
特に、モーターの頭のギアとべベルが違うメーカーで混ぜて組むと、
簡単にモーターのギアがあっさり削れて、モーターが死にます。
あと、社外ギアや中華純正よりも、構造上マルイのベベルギアの方が耐久性が高いですね。
この辺を上手く組めば、キレイにマルイ純正みたいな電動ガンみたいに駆動しますよ~。
さて、メカボックスも組み上がったら本体に組み付けて、完成ですね!
それでは、実際にテスト動作してみましょうか。
若干のサイクルアップと初速が向上しました。
初速は元々も結構出ている状態でしたが、あれは強めのばねで強引にスピードが出ている状態です。
カスタム施工で、より軽いバネに交換して組み合わせていますが気密をしっかり取っているので、
軽いバネでも初速は中華純正よりも、チョット上がっています。
っていうか141mmという短いバレルで90出るってかなり効率が良い状態ですね。
G&G純正よりも柔らかいバネと、低めの電圧バッテリーを使う事になりますので
駆動に負担がかからない状態で動かす事が出来ますので、
ギアや軸受、モーターなどへの負担は中華純正よりも少なく、耐久性は格段に上がっています。
連射サイクルも、元は秒間15発が、17発に向上。
いわゆるフツ―のマルイの電動ガンみたいなサイクルってヤツです。
これで、パワーチューンされた、普通の東京マルイの電動ガンって感覚でガンガン使えるようになりました。
さて、これで一通り出来上がりましたが、もう「ひと味」欲しいトコロ。
そこで、コチラ。
ケイ・ホビー G&G製ARPシリーズ対応「エクステンション・ストックパット」販売価格¥9,000(税込)
コンパクトさを重視したデザインで、肩に当たるトコロが少ないARPシリーズをもっと狙いやすく!
ということで、肩パットの追加パーツを小店独自パーツとして発売中。
コレと組み合わせると、格段に狙いやすくなります。
コイツの良さは、付ければ一発で判りますよ!
さて、完成致しました!G&GARP-556 番頭カスタム マルイ化カスタム!
見た目は、それ程の変化はありませんが、中身は別物!
気持ちよく動いて、キレイに飛んでいくエアガンに仕立てました。
今回、このブログ記事用に2丁作成いたしまして、1本はオーダー頂きましたお客様の分。
もう1丁は、店頭販売分としてご用意してみました。
というワケで、コチラは販売しちゃいます!
本体+パーツ代で工賃サービスで、端数切捨てで、¥64,000(税込)
とりあえず、1丁在庫ですね。
明日から、店内で展示しておきますね!
売り切れの際も、定期的に作成しておりますので、
お時間を頂ければ、本体とパーツが入手出来る限りは作成可能です。
コチラを通信販売ご希望の方はお電話かメールにてお声掛けくださいませ。
どうか、よろしくお願いいたしますね!
さて、本日はココまで。
明日の当ブログもよろしくお願い致します!
END
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