こんばんは!駄目人間の部屋に住む「番頭」です。
先日のお休みに引越し作業をして、スタッフ「トミー」に、新しい部屋に招待したら、「うわ!?人間を駄目にする部屋だ!」と笑われました…
新 しい部屋はシンプル?に、ベッドの他には、「萌えパチスロ」2台と「萌えパチンコ」1台が3台一直線に並んでいます。さらに、コタツの上に大画面2つのパ ソコンを置いて座椅子でネットが出来る様になっていて、先日ご紹介した「駄目人間の友”着る毛布”」を着こんでゴロゴロしていたので、確かに間違ってはい ないと思います。
…でも後悔してないもんね!(ここ重点)
さて、本日は、お正月休み明けで、まだまだメーカーさんの動きはありませんし、連休明けという事で従来品の入荷もありません…。
ガン関係の商品をご紹介する目新しいアイテムもない事ですし、本日はガン兼ミニ四担当の「Kポー」もお休みを頂いています。ですので、本日は私「番頭」の趣味全開の工作でもしてみようかと思います。
実は、お客様のカスタム銃をこのお正月休みに、お陰さまで、30本以上と多数お預かりしているのです。
みなさん、ありがとうございます。頑張って取り掛かりますね!待っていてくださいね。
ですが、お客様の銃を組み続けるのは、神経を使うので、ちょっと疲れたので、気を使わない(失敗しても良い)気軽な作業で気分転換にと、前からやってみたい事をしてみましたよ。
丁度、今日のブログのネタにもなりますしね。
ベースになる銃はこちら。
←骨董品クラスかも?
今は亡きメーカー「MGC」さんの、10/22(テン・ツーツー)スポーターorブラックパンサー(略してブラパン)です。
私「番頭」はこの10/22系がBLAM!!スタッフ「スケキヨ」同様に大好きでして、実はコレ、全部私の私物です。
問屋の担当者さんや、お馴染みさんに譲っていただいたモノや中古で集めたモノ、壊れたジャンク等も混じっています。
当時、サバゲ小僧(本当に子供だった)の番頭は、大人に混じって遊んだサバゲーでこのMGCのガス銃によく撃たれて、カモにされていました(笑
ちなみに当時としては、性能も良く、カスタム次第では、さらによく飛んで、命中精度も良かった「ガスガンとしての狙撃銃では定番の銃」だったんですよ。
大型サイレンサーが付いたこの銃のカスタム品は、単発ガスガンの利点として、ほぼ無音でビシビシ狙撃してくるので、ホント脅威でした…。(20年以上前の話です)
ちなみに、エアーコッキング式の狙撃銃の定番は「スーパー9」でしたねぇ。懐かしい。
さて、この10/22ライフルは、日本では知名度の低いマイナー銃ですが、アメリカでは結構有名な銃でして、アメリカの田舎などでは、子供が大きく なってきたら、初めて父親よりプレゼントで渡される実銃だったりして、父親と一緒に屋外で的撃ちなどを体験して、射撃のイロハを教わるのに使ったりする銃 だったりします。
ベトナム戦争でも特殊部隊に使われたりもしましたし、現在でも、穀物庫を荒らしに来た野ネズミを撃ったりするのにも使ったりするそうな。
さらに、この10/22はアメリカでは、元々キッズの入門機としての位置づけでもありますので、現地の彼らが興味を惹く様な、「外装コンバージョン キット」が色々と売られているそうです。向こうのガン雑誌を見ていると、色々な広告が出ています。トンプソン風に被せる外装キットや、M4風にする外装 キット。果てには、ドイツ軍のMG34風に変身する大物外装変身キットなども売られていますよ。
ちなみに、過去に日本のサン・プロジェクト社で売 られていた「マズライト」という銃がありまして、外装は本物を使っている!という売りでしたが、アレも現地のコンバージョン外装キット(ミニ14用でした が。)をベースに日本のエアガンユニットを組み込んで売っていましたね…。懐かしい。
豆知識としては「マズライト」は映画「スターシップ・トゥルーパーズ」で「モリタ式ライフル」というプロップガンのベースにもなった由緒正しい(?)銃です。気になる方は調べてみてね。
さて、前置きが随分と長くなってしまいましたね。
加工材料にする銃はこちら。
?
KJワークス ガスブローバック銃 ホークアイ 販売価格¥28,161
実は、この銃。元々は日本で売られていた銃がベースなんですよ!
…エアガン界の歴史を紐解くと、当時MGCで10/22スポーターやブラパンを設計していた方が、今でも業界で活躍されていらっしゃる「ガン業界の神様こと”タニオ・コバ”氏」。
もちろん、前述のMGC製10/22系も、MGC在籍時代の氏の設計でしょう。
氏が、MGCを退社後、独立メーカーとして「タニオ・コバ」を立ち上げた後に、製品として発売される物の多くが、MGC時代で開発に携わった、「氏の思い入れのある機種」が多く商品化されていきました。グロックのパーツ、VP70、GM7のガバ系モデルガンetc…。
その中には、前出の10/22スポーターも 完全新設計として、ガスブローバック化して、新規設計で「タニオ・コバ」製品として発売されました。
米国ホーグ社の10/22用実銃のストックが組みつけられた状態で販売された「タニオ・コバ製10/22スポーター」は当時10万円前後のガスガン高級機として販売されました。
ですが、日本では知名度の低いマイナー銃だった事や、高額な金額設定であまり販売数は伸びませんでした。
私もその頃には、既にケイ・ホビーに勤めていましたが、トータルでも片手で数えられるくらいしか売れませんでしたね。
その後、時代は流れて、タニオ・コバ10/22の金型は、台湾のメーカー「KJワークス」に譲渡され、基本設計はそのままに、内部機構の一部と外装を変更されて、このホーク・アイとして、販売されているのです!
コイツ、熟成が進んだ手堅い作りで、故障も少なく、ブローバックも快調です。タニオ・コバ時代の10/22よりも、ブローバックの反動も強く、冷えにも比較的強いです。
ですので、前置きが長くなってしまいましたが、この「タニオ・コバ」氏の血統をここに集結してやろう!という事で2個イチを目指します。
←上がKJブローバック、下がMGC
では、壊れて部品取りとなっているブラパンを分解して、ホークアイの機関部を取り出して並べて見比べます。結構サイズ的にも、似ていますし、レイアウトもそっくりです。
20年以上前の設計なのに、ちゃんと実銃を取材して、かなり実銃に近いレイアウトだったんですね!20年前のMGC時代の設計って考えても、コレはすごいですね・・・。
←手についているインクは気にしないで(笑
でも、ストック内部の形が結構違いますね。ただ、削りだけで何とかなりそう。
何回が、KJのユニットを当てながら、内部の当たる所をベルトサンダーでゴリゴリ削っていきます。削りすぎて失敗すると、もう買えない絶版品ですから、慎重に。
ベルトサンダーで格闘する事30分…。機関部が乗りましたよ!
後は、KJ機関部ユニットと、MGCストックのねじ山の位置が微妙に違うので、ネジ位置の帳尻合わせと、機関部後部の隠しフタをABS版で切り出せば完成ですね。もう、完成寸前です。
では、我慢できない(笑 ので、仮組み状態のまま試射してみましょう。
プンプンっと小気味良く、ブローバックしますし、ホールドオープンもします!ヤッタネ!
そのうち、この銃を持って20年前の昔の格好で、現在のサバゲー会に出たいなぁ(笑
サンセーのマスクに、払い下げのウッドランド迷彩服。18リッターのニッケンのエアタンクを背中に背負えば完璧かな!
さて、随分長くなってしまったので、今日はココまでかな?
←さて、何でしょう?
おまけ、
私、今とても電動ガンで欲しい銃があります。
10/22同様に組み替え加工の1個モノで行くか、いっその事、市販電動ガンの変身キットとしてパーツを開発して、店頭で販売するか?コンプリートで販売するか!?
まあ、店頭で販売はお金の事もありますので、なんとも言えませんが、そのうち作りたいですね。
駄文に最後までお付き合いいただきまして、ありがとうございました。
END
AR-18!!
TOP M4のコンバージョンキットで出せば売れますよ!!
つか、買います!!!!
AR-18!!
TOP M4用コンバージョンキットで出せば売れますよ
てか、買います!!