ドーモ、ダッチです。
本日は月曜日で残念ながら目新しい物が入って来ていないので、講座的な何かです。
今回は、個々の鉄砲ではなく「ブルパップ方式」の鉄砲についてお話していこうと思います。
ブルパップ式という物は、
「弾倉(マガジン)」や「機関部」を「トリガー&グリップ」の後方に配置する方式になります。
利点としましては、バレル長がある程度長くても銃自体を短縮することが出来るという点です。
実際、バレル長が同じ508mmである「M16」と「AUG」でも
「M16」の全長が999mmに対して「AUG」は790mmまで抑えられています。
欠点はまず、マグチェンジがしにくい事と、
実銃では機関部が耳元に来るため炸裂音を直に聴いてしまう事。
排莢が顔の近くで行われるので、例えば排莢口を右側面に配置した場合、
左利きの人が対応できないのと、障害物に対処するために利き手じゃない方に持ち替える
「スイッチング」という物が出来なくなってしまうという欠点があります。
しかし、ここ最近ではそういった欠点を改良したブルパップ銃は作られており、
そのうち「マグチェンジが若干しづらい」程度の欠点だけになるかもしれませんね。
↑FN F2000という鉄砲がブルパップ式の欠点をかなり改良してある鉄砲にあたりますね~
ただ、電動ガンになってしまえば話は別、
薬莢は飛びませんし、音なんかは逆に静かになってしまう程です。
強いて言う「マグチェンジのしづらさ」に関しては、
練習と慣れで意外とどうにかなってしまったりします。
ただ、トリガーと機関部が離れている関係上、
トリガーに独特な癖があり、これが好みを分けたりします。
さて、そんなブルパップ式の電動ガンを各種ご説明いたします。
まずはコチラ
ステアー AUG
ブルパップ式小銃で傑作と言われる鉄砲ですね。
本銃の影響を受けたブルパップ式小銃は数知れず…
それくらい評価されたブルパップ小銃です。
本銃の特徴は、非常に簡単にバレル、レシーバー、ストックで三分割できるという点です。
実銃では、コレのおかげで状況に合わせてバレルやレシーバーを交換して違う特性の銃にすることが出来ます。
ここ最近流行っている「システム・ウエポン※」の先駆けとしても成功をしている鉄砲とも言えます。
エアガンとしてみれば、収納に優れていると言えますね。
※システム・ウエポン:共通の部品を流用し、異なるカテゴリーの銃に変更することを前提とした設計の武器。
トリガーは独特な構造をしていまして、
軽く引くとでセミオート、深く引くとフルオートになります。
コレは実銃も同じ構造で、恐らく使用者さんの心理状態を考慮して(緊急時はグッと引き金を引くのでフルオート射撃になり相手をかく乱、及び撃退に繋がる)設計したと考えられているみたいですが、実際に使用する兵隊さんから不評を多かれ少なかれ受けたそうで、現在ではセレクタースイッチが付いたモデルも存在します。
実際、マルイさんのAUGもセレクターで操作が可能です。
なので、「セミオート戦でフルオートを撃ったらどうしよう~~」と言う方はご安心ください。
(上)単発状態 (下)連射状態
本銃のデメリットの1つとして、上部にマウントレイルがありますが、
「ピカティニー規格レイル」ではなく「ウィーバー規格レイル」になっているらしく、
スコープはともかく、ホロサイトなどのダットサイトが装着することが出来ません。
これに関しましては、他の鉄砲用のボトムレイルを頑張って付けて解決した人(主に私)もいますので、
どうしてもホロサイトを乗せたい方は試してみるのもアリかも(※結構大変です)
そんなAUG、バリエーションがもう一つあり、そちらは中々使い勝手が良く、
初心者さんにもオススメが出来ます。
それがこちら。
ステアーHC(ハイサイクル)
コチラはハイサイクル電動ガンという連射速度が通常の電動ガンよりも10発近く早くなったマルイさん公式カスタムガンとも言える種類の鉄砲になります。
本銃は連射速度以外にもレシーバーには「ピカティニー規格レイル」になって背中一面に装備されたマウントと、右側面にライトなどの小物を装着できるマウントが標準搭載。
バレルは短くなったのと、お好きなフォアグリップを装着できるアンダーレイルが装着されており、使い勝手が良くなっています。
本銃は実銃で「AUG A3 9mm XS」と言うモデルを基に作成されており、
先程紹介した物の改良型なだけあって、使い勝手はやはり向上しています。
マルイさんで作られているブルパップ式の鉄砲の中でもトップクラスに使いやすいと思いますので、初心者さんにもオススメできるブルパップライフルですね。
ちなみに、私の初めての鉄砲も本銃になります。
と、AUGをここまでご紹介しましたが、ブルパップ式の鉄砲はAUGだけではありません。
なので、コチラもご説明。
GIAT FA-MAS
本銃はなんと記念すべき電動ガン第一号!
電動ガンは本銃からすべてが始まりました。
実銃では長年フランスの制式採用銃として活躍していましたが、
ついこの間、FA-MASからHK416Fへの更新が決まり、これから徐々に姿を減らしていく鉄砲になってしまいました。
日本人にはテレビゲーム「メタルギアソリッド」で主人公の「ソリッド・スネーク」が使用していた事で印象に残っている方が多いのではないでしょうか。
第一号なだけあって、汎用性は非常に低い鉄砲ですがFA-MASをこよなく愛する方々の自作によって、使い勝手を向上させるツワモノもいらっしゃいます。
FA-MASにはバリエーションが二つあり、↑は「5.56 F1」と呼ばれるものになります。
実銃はこちらの方が多く見られますね。
バイポッドが標準装備されており、伏せ撃ちでの使用は勿論、銃を置く時のも役に立ちます。
別バリエーションでは「スーパーバージョン」という物があります。
コチラはまさにメタルギアに登場したモデルになりますね。
セレクターはマガジン挿入口から更にストック側にあり、
戦闘中での切り替えは正直難しいです。
これは実銃も同じようなセレクターをしているため仕方のない事なのです。
マグキャッチレバーはマガジンを掴みながら抜くという構造になっており、
ブルパップ式の鉄砲の中でもマガジンチェンジがしやすい部類になるのではないでしょうか。
正直、FA-MASは製造された年月が年月なだけに他の鉄砲に劣る所はいくつかあります。
ですが、愛でカバーしている方も多く見られますので
本銃が好きだけどなぁ…
なんて考えているのであれば、とりあえず使ってみてその後に
どうするべきか考えればいいのです。
使わない人がFA-MASをどうこう言うのはあまりいい事とは言えませんよ。
さて、最後にこちらのブルパップ銃を紹介しておしまいにしようと思います。
FN P90
こちらはサブマシンガンサイズでライフル弾みたいな弾を撃ち出す「PDW(個人防衛火器)」という銃種の元祖となった銃です。
個性的な見た目から映像作品での登場頻度も多く、実銃を知らない人が見ると「架空の銃器」と勘違いされることもしばしば。(実際、私がメタルギアソリッド4で初めて本銃を見た時はそう思いました。)
相当数の作品に登場するだけあって「もっとも有名な短機関銃なのでは」なんて声もある位です。
そんなP90もブルパップ式になります。
独特なマガジン形状で分かりにくいかと思いますが、
写真に表記している所から給弾がされます。
構えた時のコンパクトさは見ているコチラが若干の違和感を覚えてしまうくらいコンパクトにまとめられています。
ブルパップをかなり活かしていますね~
この独特な形状は人体工学に基づいて設計されている為、持ちやすい……
とは言われていますが、正直な話好みが分かれます。
ピストルグリップというよりは、曲銃床(例:M14のストック)を持つ感覚になるので、
あまりしっくりこない方もいるようなのと、独特な形状故に「どう持つか分からない」と言う方もたまにいらっしゃいますね。
しかし、本銃の人気は先程紹介した銃達と一線を駕していると言っても良く、
「この鉄砲が好きだから」
という理由で購入されていくお客様を非常に多く見られます。
本当に♥愛され銃♥なんですよね~(実際キュート)
そんなP90はバリエーションもブルパップ銃の中でも多く、写真の「P90 TR」以外に
普通のP90
コチラは最初からダットサイトが装着されており、初心者さんにもオススメが出来ます。
ちなみに、「P90 TR」はダットサイト部分がレイルになっており、自分に好みの光学機器を装着可能です。
そして、P90にもハイサイクル電動ガンがあり、
PS90 HC
という名で販売されています。
実銃での「PS90」は民間仕様モデルのP90なので単発のみなのですが、
それを連射サイクルが高速なハイサイクル電動ガンにしてしまう所にマルイさんの遊び心を感じます。
色々な種類のブルパップ銃を紹介しましたが、
共通のデメリットがあります。
それは、給弾周りが悪さをしやすいという点です。
これに関しましては経年劣化や弾の質などで左右されたりします。
なので、弾は出来る限り品質の良い物を使用し、
それでも発生していしまう場合はマルイさんにメンテナンスに出してしまうのが良いでしょう。
マルイさんなら長期間待つ事もなく、おおよそ2~3週間くらいでメンテナンスしてくれますのでご安心ください。
独特な鉄砲たちではありますが、
その独特な魅力は人を引き付ける何かを持っています。
基本的にコンパクトなので体の小さな女性などにもオススメが出来、CQBでも活躍してくれる事でしょう。
ざっと、ブルパップ銃の特徴はこんな物でしょうか。
かなり、自分の意見が入ったブログになってしまいましたが大丈夫でしたでしょうか。
今回のブログが初心者さん等に役立てばいいなと思います。
次回も…と言いたい所ですが多分今回が私の「講座的ブログ」の最後になるでしょう。
もしかすると、新人君たちが後を継ぐか、ブログを書かない事による禁断症状に悩まされて個人でブログを始めるかもしれませんので、その際は生暖かい目で見てくださると嬉しいです。
それでは、本日は失礼しますね。
本日のブログは、L85が欲しいダッチでした
~END~
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